第6回日中バドミントンナショナル交流競技会
(東京都 練馬区 2010/3/27)

第6回 日中バドミントンナショナル交流競技会が3月27日(土)に東京都の練馬区立光が丘体育館
で行われました。交流競技会は男女シングルス各2対戦、男子ダブルス2対戦、女子ダブルス1対戦
および混合ダブルス1対戦の計8対戦で行われました。
 男子シングルスの佐藤(黎)、女子シングルスの廣瀬、男子ダブルスの早川・遠藤及び女子ダブルス
の松尾・内藤組が健闘しファイナルになる戦いを行ったが惜しくも敗退しました。全体の成績は
0勝8敗となりました。
団 体 戦
日   本中   国
MS1
山 田 和 司
8-21
6-21
CHEN Long
MS2
佐 藤  黎
21-1918-21
DU Pengyu
WS1
佐 藤 冴 香
14-21
9-21
WANG Yi Han
WS2
廣 瀬 栄 理 子
16-21
21-18
16-21
WANG Shixian
MD1
平 田 典 靖
橋 本 博 且
13-21
15-21
GUO Zhendong
XU Chen
MD2
早 川 賢 一
遠 藤 大 由
21-19
15-21
19-21
CHAI Biao
ZHANG Nan
WD
松 尾 静 香
内 藤 真 実
12-21
21-18
17-21
PAN Pan
TIAN Qing
XD
橋 本 博 且
藤 井 瑞 希
18-21
13-21
XU Chen
YU Yang
 東京・練馬区光が丘体育館にて、日本と中国の交流競技会が行われました。
男女シングルスが各2試合、男女ダブルスが各2試合、それに混合ダブルスが1試合、行われました。

男子シングルス: 山田和司選手(日本ユニシス)[38] 0(8−21、6−21)2 CHEN Long[7]
 *190cm 近い長身の CHEN 選手はネット前に立ちはだかりました。その巨躯からの印象とは違って、
柔らかな球も駆使し、山田選手を翻弄したのです。CHEN 選手は田児賢一選手(NTT東日本)と同期で、
07年世界ジュニア王者です(準優勝は田児選手)。

 山田和司選手の話:『昨年11月の東アジア大会が初対戦で、その後今年の韓国、スイスの各スーパー
シリーズでも対戦し、通算4度目の対戦でした。今回こそは勝ちたいと思って挑んだ試合でしたが、
残念ながら今回が一番悪い内容になってしまいました。またしっかり練習して、まずは大阪国際
チャレンジで結果を出したい』

男子シングルス: 佐藤黎選手(日体大)1(21−19、16−21、18−21)2 DU Pengyu[17]
 *佐藤選手、世界ランキング17位の DU 選手に善戦しました。 スイススーパーシリーズでベスト4
入りした DU 選手でしたが、その疲れも多少あったのでしょうか。
 佐藤選手、チャレンジャーとして果敢に挑んだのですが、最後の詰めのところで突き放されました。

 佐藤黎選手の話:『今の自分の力が、世界の中でどれ程なのか?それを知りたいと思って挑んだ試合
でした。ファイナル半ばまでは良い試合ができたと思います。これを自信にして、さらに上を目指したい』

女子シングルス: 佐藤冴香選手(日体大)[26] 0(14−21、9−21)2 WANG Yihan[1]
 *世界ランキング1位の Wang Yihan 選手に、佐藤選手が挑みました。残念ながら、今の2人の力の差が
如実に出た試合だったかもしれません。しかし、佐藤選手はポジティブに前を見つめています。

 佐藤冴香選手の話:『相手も調子が良くないのは見えていたのですが、そこをつくことができなかった。
 ショットのコントロールをもっと良くすることが、今の私の課題です。それと世界ランキングは26位なの
ですが、23位まで上げると世界選手権への出場権を得られるので、この後、大阪国際、アジア選手権、
それとベトナム・オープンでポイントを上げたいと思います』

女子シングルス: 廣瀬栄理子選手(三洋電機)[12] 1(16−21、21−18、16−21)2 WANG Shixian[4]
 *打倒中国の期待を一身に背負い登場したのが廣瀬選手。第1ゲームでは体がやや重そうな印象でしたが、
第2ゲームに入ると徐々にペースアップします。しかし、ファイナルの勝負どころでリードを許しました。
 勝った瞬間の WANG 選手の喜びように、中国のシングルス選手たちの廣瀬選手への警戒度が推し量れたもの
です。

 廣瀬栄理子選手の話:『チャンスはあったので、勝っておきたかった試合でした。遠征後半から帰国後、
ちょっと練習が不足してしまって、それがファイナルの勝負所で、踏ん張り切れなかった原因かもしれません。
 次は大阪国際なので、しっかり準備をして大会に臨みたいと思います』

男子ダブルス:平田典靖&橋本博且ペア(トナミ運輸)[13]0(13−21、15−21)2 GUO Zhendong&XU Chen[5]
 *日本では最長身を誇る平田&橋本ペアですが、中国ペアは、明らかにその上を行く長身ペアでした。
 スイス・スーパーシリーズで、スーパーシリーズ初のベスト4入りを果たした平田&橋本ペア。
 男子ダブルスの醍醐味を十分に感じさせてくれた試合ですが、中国ペアが勝りました。

 平田典靖選手の話:『今日は力の差が出たと思います。もう少し良い試合はしたかったのですが。
スイスでのベスト4入りを自信にして、次に備えたい』

 橋本博且選手の話:『スーパーシリーズでベスト4に入ったので、そういう試合をしたかったのですが、
中国のペアはやっぱり強かったです。 目標は次の大会で良い結果を出すこと』

男子ダブルス:早川賢一&遠藤大由ペア(日本ユニシス)1(21−19、15−21、19−21)2 CHAI Biao&ZHANG Nan[15]
 *この試合も、勝利を期待させてくれた試合でした。早川&遠藤ペアは、ナショナルチームになってからは初の
ペアリング。それを感じさせない、内容の濃い試合でした。交流競技会の最後の試合となり、ファイナルまで
もつれた接戦に、会場は盛り上がりました。

 早川賢一選手の話:『このペアでは、あまり練習ができなかったのですが、ラリーの途中でローテーションが
乱れる場面があったけれど、まあまあの試合ができたように思います』

 遠藤大由選手の話:『急造ペアではありましたが、試合は楽しくできました。スタッフからは、この先については
何も言われていないので、まずは今日の試合限定ペアですね(笑)。膝のケガは回復しました。
ここからチャレンジしていきたいと思います』

 混合ダブルス:橋本博且&藤井瑞希(NEC SKY)[34] 0(18−21、13−21)2 XU Chen&YU Yang
 *中国ペアは本来のペアリングではありませんが、北京五輪女子ダブルス金メダリストの YU 選手が、
存分に実力を発揮しました。しかし橋本&藤井ペアも最近実力をつけてきています。平田&前田美順(NEC SKY)
ペアと、池田信太郎(日本ユニシス)&潮田玲子(三洋電機)ペアに次ぐ、“混合第3のペア”となりそうです。
 それを感じさせてくれた試合でした。

 橋本博且選手の話:『ペアとしての動きは良くなってきていると思います。ナショナル合宿の練習では、
まだ上の2ペアには敵わないのですが、試合となれば別です』

 藤井瑞希選手の話:『YU 選手の動きはさすがでした。相手コートをよく見ているし、動きの幅も全然広い。
混合ではもちろん、ダブルスにも参考になりました。強い選手との試合は楽しいです』

 試合前、この競技会での復帰はならなかった、混合の池田&潮田ペアの会見が行われました。その概要を。

 池田信太郎選手の話:『痛めた右手は、まだ万全ではないので、今日の試合はキャンセルをしました。
 でも今週に入ってから全力で打ち込めるようになってきたので、状態は確実に良くなってきています。
 大阪国際にはしっかり間に合わせて出場します。出場するからには少しでも上へ、結果として優勝したい
と思いますが、久々の実戦で、自分のベストのパフォーマンスをすることが目標です』

 潮田玲子選手の話:『ペアの練習ができなかったので、フィジカルのトレーニングを積んできました。
 試合で自分が動ける範囲を広げることが目的です。4か月くらい試合から離れていますが、私も
トレーニングが積めたし、マイナスの時間ではなかった。大阪国際に向けては、試合から本当に離れて
いるので、実戦感覚への不安はありますが、逆にプレッシャーなしに臨めると思います』

結果は、0−8で中国チームの完勝となりました。しかし世界最強の中国へのチャレンジを続けることが、
日本のレベルアップに直結します。ナショナルチームのメンバーはこの後、4月7日からの大阪国際
チャレンジに出場します。

         (ライター:佐藤 純郎)