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第67回 全日本総合選手権大会

大会概要ページ

平成24年度 第66回 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝者
今年は9月に行なわれたヨネックスオープンジャパンの女子シングルスで大会32回の歴史の中、念願の初優勝を山口茜が成し遂げてくれました。山口はその後の世界ジュニア選手権でも優勝。
男子シングルスで同じくヨネックスオープンジャパンにおいて田児賢一が準優勝。男子ダブルスにおいて全英オープンで早川賢一・遠藤大由組が準優勝、女子ダブルスでは髙橋礼華・松友美佐紀組がシンガポールオープンで準優勝と各種目にて日本の力が世界に通じ、制する時代に入ったことを証明してくれております。
そして、この大会はナショナルメンバーを決定する大会であり、世界への登竜門として、日本の名実ともに第一人者を決定する大会であります。

昨年、男子シングルスは本命の田児賢一が貫録の5連覇を飾り、女子シングルスは今別府香里が2回目の優勝、男子ダブルスは早川賢一・遠藤大由組が初優勝、女子ダブルスは髙橋礼華・松友美佐紀組が混戦を抜け出しての貫録の2連覇達成、ミックスダブルスは嘉村健士・米元小春組が初優勝という結果になりました。2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催が決定しました。
今年も新しい日本の代表を決定する大会にふさわしい戦いを期待します。




◆男子シングルス
新記録に挑戦!! 6連覇なるか
現在、5連覇中の田児賢一の記録更新に注目。4年連続決勝敗退の佐々木翔が一矢報いるか!
急成長中の桃田を筆頭に坂井、上田、ベテラン池田にも期待。



今年も日本中のバドミントンファンが注目するバドミントン界の最強の男を決める第67回全日本総合選手権大会がいよいよ始まる。来年のナショナルメンバーを決定する基準になる大会でもあり、選手にとってはもっとも重要な大会となる。
昨年、田児賢一(NTT 東日本)が5連覇を成し遂げた。初優勝の佐藤翔治(NTT東日本)戦の激戦を勝利してから、その後、佐々木翔(トナミ運輸)との4年連続決勝対決を制した。5連覇は過去に1966年~1970年小島一平、1998年~2002年舛田圭太の二人しか達成しておらず、3人目の快挙となった。今年は6連覇の新記録に挑戦することになる。9月に行われたヨネックスオープンジャパン2013では決勝においてリ―・チョンウエイに対して1ゲーム目20-17とゲームポイントを握ってからの悔しい逆転負けを喫したが、今年に入って一段と強さ、安定感を増している。今回はどんなシングルスを見せてくれるか楽しみにしたい。

一方、4年連続決勝敗退の佐々木は2007年の優勝以来、優勝から遠ざかっているがロンドンオリンピックのリン・ダン戦の激闘はまだ記憶に焼き付いている。勝負への執念は未だ衰えを知らない。得意の左腕から両サイドへのスマッシュを武器にシングルスの集大成として、改めて優勝への挑戦に燃えている。今年もこの二人を中心に優勝争いが展開されることは誰もが認めるところである。

この二人を追うのが上田拓馬(日本ユニシス)、坂井一将(日本ユニシス)、桃田賢斗(NTT東日本)、池田雄一、(東京都協会)の4人があげられる。一番手は桃田、昨年の田児戦は経験不足がゆえの試合展開での敗北であったが社会人として、ナショナルメンバーとして急成長、世界の舞台でも力を発揮できるようになり、9月の社会人大会優勝など結果を出している。2強との対戦が一番楽しみな選手である。次は坂井、10月の東アジア大会での3位は実力が付いた証拠である。昨年の実業団大会では佐々木に勝利した経験があり、初の決勝進出を狙えるところに来ている。

上田は日本代表のシングルス3番手としても期待が大きい。海外での戦いでは善戦しながらももう一歩のところで勝利を掴めていなかったがシンガポールオープンで3位に入るなど、元々実力があり、そろそろ国内でも存在感を示したい。もう一人の池田は昨年大健闘の3位、9月のヨネックスオープンジャパンではベスト8入り寸前での惜敗。今回が現役最後の試合となる。若手選手の目標、見本となるよう万全のコンディションで臨んでもらいたい。

あと若手代表としてナショナルメンバー古賀輝(早稲田大学)、井上拓斗(日本ユニシス)。インカレチャンピオン西本拳太(中央大学)、2位堀内研人(法政大学)、3位渡邊達也(日本体育大学)、丸尾亮太郎(早稲田大学)。インハイチャンピオン常山幹太(東大阪大学柏原高校)、2位保木卓朗(富岡高校)らに期待したい。他に中堅、ベテラン勢として園田啓悟、武下利一(トナミ運輸)、古財和輝(龍谷大学職員)、和田周(NTT東日本)、教職員大会優勝山口公洋(乙訓高校)などがまだまだ元気なプレイを見せている。いかに若手陣が試合巧者のベテラン組に挑むか注目してみたい。

今回寂しいのは実力派、北海道の星竹村純(JR北海道)が出場を自粛したこと、所属先都合での欠場であるが一日も早く戦いの場に戻って来てほしい選手である。












◆女子シングルス
世界レベルの戦い、激しい女王争い。
6度目の優勝を狙う廣瀬栄理子、日本ランキング1位の三谷美菜津、昨年優勝の今別府香里の3強を中心にした優勝争いに佐藤、髙橋、奥原、打田、山口、大堀を含めた実力伯仲の戦いに注目。

昨年の優勝は今別府香里(ヨネックス)が5年振り2回目の優勝を飾った。所属先の部活動休部が決定した厳しい状況の最中、素晴らしい気力、プレイを発揮し、山口茜(勝山高校)、廣瀬栄理子(ヨネックス)、三谷美菜津(NTT東日本)と優勝候補を倒しての堂々たる優勝だった。今年は所属が変わり、心機一転の年、改めて連覇に挑戦してもらいたい。

今年のエントリーを見るとすごい布陣である。まずは昨年優勝、今年4月の大阪インターナショナルチャレンジ優勝の今別府香里、フランスオープン優勝経験のある三谷美菜津(NTT東日本)、過去5度の優勝経験を誇り、10月のフランスオープン3位など実績、実力とも日本の女子シングルスの第一人者廣瀬栄理子、一昨年優勝の奥原希望(日本ユニシス)、社会人優勝の髙橋沙也加(日本ユニシス)、ヨネックスオープンジャパン、世界ジュニア選手権優勝の山口茜、ヨネックスオープンジャパン準優勝の打田しづか(日本ユニシス)、ロシアオープン優勝、世界ジュニア選手権準優勝の大堀彩(富岡高校)、スイスオープン3位、オーストリアオープン優勝の橋本由衣(NTT東日本)、ロンドンオリンピックでの負傷から復活した佐藤冴香(ヨネックス)と新鋭からベテランまで多彩なメンバー、強豪揃いである。

そんな中、今年もやはり、優勝最有力候補は廣瀬栄理子。6度目のタイトルを目指す。安定したフットワークからくるスピードある動きは相手にプレッシャーを与える。これまでの勝敗は体調に左右されることが多く、海外遠征など厳しい日程の中でどのように調整していくかが優勝への最大の課題となる。対抗は日本ランキング1位の三谷美菜津。スピードあるフットワークがショットに安定感を生み、威力を増している。昨年は本命視されながらの決勝敗退、悔しさを全面に、今年にかける気持ちは誰よりも強いはずである。3番手は今別府香里と見たい。好調時のスピードは出場選手中一番である。柔らかい上体から繰り出すクリア、スマッシュ、ドロップは強烈であり、長いラリーで如何に粘れるかが2連覇の条件になる。気になるのは負傷から復活の奥原希望と佐藤冴香。本来の能力からすれば優勝を狙う力は備えている。問題は試合間隔が空いている二人、充分なコンデションで試合に臨めるかにかかっている。


今大会、やはり、別格として注目したいのが山口茜と大堀彩である。山口茜のヨネックスオープンジャパン、世界ジュニア選手権優勝はすごい。高校生になり、日々成長している。今度は、次はとその都度、どんなプレイをしてくれるのか興味が尽きない。大堀彩は左から繰り出す鋭く、厳しいショットを如何にコンビネーション良く、効果的に活用できるかがカギとなる。二人は9月の全日本ジュニア選手権での決勝対決を大堀が制し、10月の世界ジュニア選手権の決勝対決は山口が勝った。二人の夢の決勝対決を見たいファンは多いはず、奥原の最年少記録を更新の期待がかかる。是非実現してほしい。



この布陣に割って入る選手が打田しづか、髙橋沙也加である。打田はこのところ好調を維持している。試合を自分のリズムで終始進めることが出来るかが課題となる。髙橋は未だに余りある素質、能力が発揮されていない感じである。勝負どころの集中力を切らさなければ優勝のチャンスは充分あり得る。二人とも思い切りの良い試合展開を終始続けられるかがカギになる。
この他、日本ランキング大会優勝の北都銀行のエース楠瀬由佳、教職員大会優勝の関谷真由、インカレ優勝の下田菜都美(龍谷大学)、高校生の星千智(金沢向陽高校)にも普段の実力を発揮し、上位を脅かす活躍を期待したい。







◆男子ダブルス
悲願か連覇か、頂点を目指した戦い。
昨年優勝、全英、中国マスターズ準優勝の早川・遠藤組の連覇に期待。
いまなお第一人者の実力を示す通算4回目の優勝を狙う平田・橋本組、悲願の初優勝を目指す園田・嘉村組が、後を追う。

今年は男子ダブルスを注目してもらいたい。全体のレベルアップは目覚ましく活気に満ちている。世界ランキング(11月5日現在)上位となる4位の早川賢一・遠藤大由(日本ユニシス)組を筆頭に、16位園田啓悟・嘉村健士(トナミ運輸)組、19位に平田典靖・橋本博且(トナミ運輸)組が入り、これに佐伯祐行・垰畑亮太(日本ユニシス)組が加わり、ナショナルメンバー組が世界でしのぎを削っている。今年も混戦状況は全く同じ、日本の代表選手を決めるのに相応しい大会となるはずである。


昨年は混戦、激戦と言われながら3年連続で混戦を制していた平田・橋本組に完勝した早川・遠藤組が念願の初優勝を飾った。今年の優勝争いはやはり、早川・遠藤組が一歩リードし、平田・橋本組、園田・嘉村組、佐伯・垰畑組の順に4組で展開される。他にも強力ダブルスが多く、今年は全体として、一段と実力伯仲のレベルの高い試合が繰り広げられそう。男子ダブルスは試合の流れが早く、ちょっとした要素で攻守の切り替わりも早く、相手に隙を見せられない。
また、体調などのコンディションによっても勝敗は大きく左右されそうである。優勝するためにはそれぞれの対戦とも一息たりとも気の抜けないゲーム展開が要求されることになる。

改めて、優勝候補となると一番手は何と言っても早川・遠藤組、今年に入っての世界での戦い振りは素晴らしい。全英オープン、中国マスターズ準優勝などスーパーシリーズ優勝へあと一歩まで迫っている。持ち前のスピードを活かした小気味よいプレイに二人のテクニックがマッチして、よりパワフルに強さを増している。最後まで集中力を切らさず、連覇を目指してもらいたい。対抗は平田・橋本組。今まで日本のダブルス陣を引っ張ってきた功績は大きい。平田のゲームメイクで橋本の強打が活きる試合展開は相変わらず相手にとって脅威。9月の社会人大会でも優勝し、第一人者の実力を示している。通算4回目の優勝を狙う。
次に来るのが園田・嘉村組。ナショナルチームとして本格活動し、USオープン優勝など着実に実力を付けている。自分達のペースで勢いに乗った時の強さは群を抜き、面白い、今から試合が楽しみである。もう一組、佐伯・垰畑組。攻撃力は素晴らしく、10月の東アジア大会3位は二人の潜在能力が少しだが発揮出来た結果である。今年は上位を狙える位置まで成長して来ているので期待したい。
注目したいダブルスがもう一つ、数野健太・山田和司(日本ユニシス)組、山田はシングルスで世界選手権5位の実績を持ちながらダブルスに専念、4月の大阪インターナショナルチャレンジ優勝などすでに日本代表クラスの実力を備えている。数野のスマッシュの切れ味も一段と鋭さを増している。今大会の台風の目になること間違いない。

次のグループとして、まず、社会人から、今年の社会人大会準優勝の高階知也・井谷和弥(トリッキーパンダース)組、3位の小松㟢佑也・竹内宏気(NTT東日本)組、ベテラン、小町谷輝・鈴木大裕(東北マークス)組、日本代表期待の新鋭、井上拓斗・金子祐樹(日本ユニシス)組。その他、教職員大会優勝笹木里司(勝山高校教員)・千京尚将(福井県立奥越特別支援学校教員)組、インカレチャンピオンの古賀輝・齋藤太一(早稲田大学)組、2位松居圭一郎・三浦光將(日本体育大学) 組、インハイ優勝保木卓朗・小林優吾(富岡高校)組、2位下農走・常山幹太(東大阪大学柏原高校)組らの選手に期待したい。




◆女子ダブルス
混戦必至、激戦に注目 ! !

シンガポールオープンで準優勝の髙橋・松友組の3連覇なるか!
共にオリンピックで実績のある前田・垣岩組、復活の松尾・内藤組、急成長 三木・米元組がどのような戦いを見せるかにも期待。

日本の女子ダブルスの状況は北京オリンピックの「オグシオ」「スエマエ」による効果、ロンドンオリンピックにおける悲願の藤井瑞希・垣岩令佳(ルネサス)組銀メダル獲得と話題を常に提供して、実力においても常に世界のトップレベルを維持してきた。しかし、今年に入り、「フジカキ」がコンビ解消、末綱聡子・前田美順(ルネサス)組の末綱のナショナルチーム辞退、松尾静香・内藤真実(当時パナソニック)組が所属先休部によりパートナー変更など大きな動きがあり、新旧交代時期に来ている。世界ランキングにおいても昨年の同時期には10位以内に4組が入っていたが、今年は髙橋礼華・松友美佐紀(日本ユニシス)組が4位(11月5日現在)に入っているものの50位以内に枠を広げても16位に前田美順・垣岩令佳(ルネサス)組、22位三木祐里子・米元小春(北都銀行)組と3組しかいない。新旧交代時期と重なっているとは言え世界的には寂しい状況にある。

昨年は髙橋・松友組、松尾(NT T東日本)・内藤(ヨネックス)組、藤井・垣岩組、末綱・前田組の世界ランキング10位以内が4組という激戦を制したのは髙橋・松友組だった。
現状では髙橋・松友組が6月のシンガポールオープンで準優勝、9月のヨネックスオープンジャパン3位、全日本社会人優勝などひとつ抜け出ている。二人ともレシーブが安定し、松友のネット周りの技が冴え、髙橋の強打が炸裂するというコンビネーションのいい形に磨きがかかってきた。3連覇のかかるこの大会、女子ダブルスの代表として世界トップレベルの技術を思う存分発揮してもらいたい。
対抗は前田・垣岩組。くしくもパートナーの都合上結成された感があるがナショナルチーム期待の大型ダブルスである。まだ、コンビネーションに難があるものの10月のデンマークオープンでは3位に入るなどここに来て徐々に力が付いてきている。お互いの攻撃力は大きな武器となる。世界へのステップとして初優勝は必須、ノルマとしたい。

今回の驚きは松尾・内藤組の復活である。所属が別々になりパートナーを変えていたがこの時期での復活はもう一度世界を狙う目標があってのことである。2009年には優勝の実績があり、2度目の優勝と今後の方向に勝負をかける。4番手は日本ランキングから挙げると三木・米元組になる。新天地北都銀行に移り一皮むけ、持ち前の攻撃力に加え、レシーブに安定感が出てきた。10月の東アジア大会準優勝で今後の世界の舞台での戦いが楽しみになっている。
もうひとつもっと驚くダブルスが出場してくる。末綱・藤井組。昨年決勝で左足靭帯を損傷、手術、リハビリ後ぶっつけ本番状態での出場になる。藤井のバドミントンセンス、勝負強さは抜群、ラリーにおいてチャンスを作る技術は素晴らしい。末綱においてもゲーム作りついては抜群であり、プレイも日本代表を辞退したとはいえ、日本リーグなどの活躍は益々円熟味を増し、気力、体力とも衰えを知らない。この二人のペアリングはどんな相乗効果を生むのか、結果も気になり、本当に興味が尽きない。

他に社会人実力派、樽野恵・新玉美郷(NTT東日本)組、宮内唯・久後あすみ(ルネサス)組、小池温子・桜井みどり(広島ガス)組、今別府靖代・板垣有紀(ヨネックス)組、福島由紀・廣田彩花(ルネサス)組、インカレ優勝市丸美里・田中志穂(法政大学)組、インターハイ優勝宮浦玲奈・永原和可那(青森山田高校)などこの種目はやはりレベルが高い。どの試合も激戦が予想され、ファンにとっては面白い戦いの連続になる。






◆混合ダブルス
スピード&テクニック。栄冠は、誰の手に!!

2連覇を目指す嘉村・米元組と悲願の優勝を目指す早川・松友組、
橋本・前田組、井上・髙橋組の4強の激戦に注目。
初参加となる大学生の思い切ったプレイにも期待したい。

混合ダブルスは北京オリンピック後、池田信太郎と潮田玲子が新しく混合ダブルスに専念しての挑戦からロンドンオリンピックに出場し、認知され、一躍有名になった。「イケシオ」コンビの活躍は世間の脚光、注目を浴びたのみならず、この種目のレベルアップ及びバドミントン競技の普及発展に大きな貢献をしてくれた。
その意思を受け継ぎ、現在、早川賢一・松友美佐紀(日本ユニシス)組が世界ランキング20位、橋本博且(トナミ運輸)・前田美順(ルネサス)組が26位と健闘している。昨年は新旧交代時期の横一線状態の中から嘉村健士(トナミ運輸)・米元小春(北都銀行)組が若さと勢いの差を見せつけて、終始、自分たちの流れを保ち、試合展開を進めることができての初優勝だった。

さて、今年の予想はということになるが、出場者リストをチェックしてみると前年ベスト4以上で出場しているのは嘉村・米元組のみであるが、ナショナルチーム組の早川・松友組、橋本・前田組、井上拓斗・髙橋礼華(日本ユニシス)組の3組が参戦しており、この4組が優勝候補の中心としてレベルの高い激戦になること間違いなしである。男女で行う混合ダブルスはコンビネーション、配球の妙により、試合展開が刻々と変化して、どの組が優勝するか見当がつかない面白さがある。
昨年優勝の嘉村・米元組は混合ダブルスとしてのキャリアも長く、息の合ったコンビネーションと快活なスピードある動きは見ていて気持ちがいいし、自然と応援したくなるタイプ、2連覇を期待したい。
地力、実力的には早川・松友組が一番と認識している。松友のネット周りの技の冴えは男子選手にも通用する。早川の素早いドライブ攻撃は混合ダブルスでも光る。
海外での活躍もさることながら9月の全日本社会人では圧勝によりトップレベルの力を示した。このダブルスに引けを取らないのが橋本・前田組。それぞれの経験、実績は充分であり、二人の強打からの攻撃力は強烈である。これまでは二人ともダブルスを兼ねており、スタミナの配分、体調等に問題があったがそこをどう調整して臨むかだけが重要なポイントとなる。

面白いのは井上・髙橋組。今年のランキング大会優勝、9月のヨネックスオープンジャパンベスト8など勝負強さが目立つペアだがまだまだ未知数の可能性を感じる。優勝を期待したい。もう一組、川前直樹・松尾静香(NTT東日本)組が気になる。ペアとしては新しいが二人ともプレイは円熟味を増し、ベテランの域に達している。注目したい。

その他、垰畑亮太・篠谷菜留(日本ユニシス)組、小松㟢佑也・新玉美郷(NTT東日本)組、伊東克範(金沢学院クラブ)・宮内唯(ルネサス)組、黒瀬尊敏(和歌山県職員)・横山めぐみ(山陰合同銀行)組ら社会人のメンバーは個性的で魅力的な選手揃い、上位進出を期待したい。
今年より、大学生の混合ダブルス大会が行われ、シングルス、ダブルス同様に参加資格が与えられた。第一回目の優勝は藤巻嵩寛・本郷由貴(日本体育大学)組、2位は塚本好喜・関根早織(日本体育大学)組である。大学生初の参加は新鮮であり、今後のこの種目の強化に貢献してくれると期待している。選手には思い切ったプレイで実力を発揮して大会を盛り上げてもらいたい。