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ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会2015

ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会2015
4月1日(水)~5(日) 大阪府守口市

4月5日(日) 大会最終日

各種目の決勝戦が行われました。

混合ダブルス:
キム・ドギョン&オム・ヘウォン(KOR)
        2(21-17、16-21、21-17)1
              リュ・ユチェン&ファン・ドンピン(CHN)    1:11

両国の混合ダブルスの特長が現れた対戦となりました。
立ち上がりは中国のペース。女子のファン選手が巧みに球を作り、レシーブが少しでも浮くと、すかさず男子のリュ選手がいかにも重そうなスマッシュを打ち込む。パターンができています。それでも韓国ペア、次第に対応していきます。ファン選手をネット前に誘い、広く空いたスペースへ、或いはリュ選手のボディを狙って硬軟を織り交ぜた配球。更には男子のキム選手、女子のオム選手共にレシーブが素晴らしく、ラリー中、形勢を逆転させてしまう場面がしばしば見られるようになります。
その勢いのまま、韓国ペアの10-11でのインタバル後、一気にペースを上げました。4連続ポイントで14-11。このレベルでの3ポイント差はかなりのアドバンテージと思われました。この後は中国ペアに連続得点を許すことなく、17本で第1ゲームを取りました。
第2ゲームは中国ペア。序盤はここでも中国でした。中盤、一度は追随を許しますが、ファン選手の配球が冴え、この接戦から抜け出すと、韓国ペアの反撃をかわし、16本で奪い返しました。
ファイナルゲームです。今度は韓国ペアが飛び出しました。中盤に向けて中国ペアがジリジリと追い駆けます。ただ、どうしても並べない。1点の差が重くのしかかります。韓国ペアは集中力を高め、リュ選手の強烈な連続スマッシュを何本も驚異的なレシーブで跳ね除け、逆にポイントを奪います。遂にはリゥ選手、膝に手を当て、肩で息をし始めてしまいます。この試合を象徴する光景でもありました。
最後、リュ選手のショットがサイドラインを割り、1時間超える熱戦に終止符が打たれました。
オム・ヘウォン選手(KOR):『コーチから言われたことを、今日の試合ではできました。リュ選手とは初めての対戦で最初は緊張もしましたが、これまでも大きな選手とは対戦しているので、問題はありませんでした。ペアを組むのはこの大会が初めてです。その大会で優勝できて嬉しい』

女子シングルス:
髙橋沙也加 2(21-11、15-21、29-27)1 佐藤冴香            1:17
「3ゲームを戦ったというより、3試合のような感覚でした」(佐藤選手談)
それぞれのゲームの印象が違い過ぎて、佐藤選手も試合後、こんな風に言っていました。
第1ゲームは佐藤選手の立ち上がりが悪く、髙橋選手が一方的にポイントを重ねていきます。インタバルで11-5。ゲームポイントは20-10で迎えます。結局は11本でした。
第2ゲームはまるで正反対。今度は佐藤選手が一方的に得点します。11-2。なんと19-3まで行きます。ただ、ここから髙橋選手が反撃。なんと11連続ポイントという、このレベルの試合としてはなかなか見られないことが起こります。最終的には15本でした。
そして迎えたファイナルゲームです。終盤に大きなドラマが待っていました。このファイナルゲームだけで1試合分の見応えがあったのではないかと思います。
とはいえ、中盤まではそれまでの2ゲームと酷似した大味な展開でした。佐藤選手が9-4とリード。このアドバンテージのまま行くのかとも思えた時、ようやく髙橋選手の反撃が始まりました。6連続ポイントで10-9と逆転します。ここから終盤を迎えるまでは一進一退。ミスがあったり、見事なスマッシュが決まったり、会場を湧かせます。
そして迎えた最終盤。髙橋選手の20-17。フラフラと上がったシャトルを、髙橋選手が打ち込めばゲームセット! と思われたのですが、このショットを髙橋選手がネットにかけてしまいました。思わずコートに跪いてしまう髙橋選手。
これが尾を引いたのか、佐藤選手が奪い返し、20オールと並びます。ここからどちらかが2連続ポイントしなくてはなりません。ここからが長かったのです。
佐藤選手に2度、髙橋選手には3度、マッチポイントがありましたが、生かせません。
けれど、いつかは決着の時を迎えます。髙橋選手の28ー27。4度目のマッチポイントです。
ひとつ前のショットで佐藤選手のフォア奥ギリギリへのショットで得点を奪った髙橋選手。もう一度、全く同じ場所へプッシュショットを放ちました。佐藤選手、反応できませんでした。歓喜する髙橋選手。呆然とラケットを取り落としてしまった佐藤選手。
いつものことながら、勝者と敗者のコントラストは残酷な光景です。
髙橋選手、2012年大会以来2度目の優勝となりました。
髙橋沙也加選手:『この大会ではケガを抱えていてコンディションが悪かったし、負けても不思議ではない試合もありました。今日の試合でも運に恵まれた場面もありました。そういう中で勝ち抜いて優勝できたことは、今までとはちょっと違った自分を出せたかなと思います。勝因はガマン勝負で勝てたことだと思います』
佐藤冴香選手『第1ゲームの立ち上がりが悪かったのは、自分では気持ちを作っているつもりなのですが、時々、あんなことが起こってしまいます。ファイナルでは、自分にもチャンスがあっただけに、モノにできなかったことが本当に悔しい。それでも五輪レース前にこういう"負けて悔しい"という試合ができたことは良かったです』

男子シングルス:
ジョン・ヒョクジン(KOR) 2(15-21、21-17、21-14)1 坂井一将     1:03
第1ゲームの坂井選手は見事でした。昨日の準決勝後に語っていたように、「自分の得意なヘアピンを自信をもって打っていく」、その言葉どおりに組み立てていました。ヘアピンで前に誘い出し、ロブをあげさせる。その球を高い打点から打つ。本来の坂井選手のプレイでした。15本。このまま試合そのものを押し切っても不思議ではない、そんな内容でした。
ところが第2ゲームに入ると状況は微妙に変化し始めてしまいます。
同じようにネット前で果敢にヘアピンを打っていった坂井選手でしたが、ジョン選手の返しのヘアピンの精度がグッと上がってきたのです。ネットに沿って落ちる、より打ち難いヘアピンを打ってきたのです。
「1ゲーム目はスマッシュもヘアピンも高い打点、高いところで打てていたのですが、そこがちょっとずつ低くなっていきました」(坂井選手談)
ジョン選手がショットの精度が上がってきたタイミングと、坂井選手の精度がやや下がってきたのが、悪いことにかみ合ってしまったのです。ヘアピンに対応できず、ロブを上げてしまうのは坂井選手の方が多くなり、スマッシュを打ち込まれる場面が増えました。同様にヘアピンの打ち合いでもネットのかけるのは坂井選手の方が多くなってしまいました。ジョン選手の攻勢が目立ち始め、坂井選手は完全に後手に回ってしまいました。
坂井選手も懸命に粘ったのですが、流れは明らかにジョン選手が掌握し、結果、17本で第2ゲームを終えました。ゲームカウントはタイとなって、ファイナルゲームに突入です。
なんとか巻き返しを期待したのですが、ジョン選手の攻撃はますます勢いを増したように見えました。第1ゲームとは全く逆の光景です。ジョン選手がヘアピンを仕掛け、そこに坂井選手が応じる。するとジョン選手が更に精度の高いヘアピンを打ってくる。坂井選手はロブを上げても苦しい状況からなので、浅いロブになってしまい、スマッシュを打ち込まれます。或いはショットそのものをネットにかける、アウトになるというものでした。ファイナルゲーム、坂井選手は14本に封じられました。
ジョン・ヒョクジン選手:『坂井選手の動きの速さについていくことができたら、だんだん、坂井選手がミスを犯してくれるようになりました。この大会を通して何が良かったのか、ということより、一生懸命プレイした結果だと思います。去年の大阪国際では坂井選手に負けていたけれど、今回、勝てたし優勝できて嬉しいです』
坂井一将選手:『第1ゲームは良かったけれど、第2ゲームになって、向こうも上げてきた時、自分の方に迷いが生じました。一歩、遅れることが多くなったし、自分の方がロブを上げることが増えました。昨日の準決勝、ファイナルを戦った影響があったのか、足も止まり出して小手先のプレイになってしまいました。なんとか優勝をしたかったのですが残念です。少し大会の間が空くので、鍛え直して、オリンピックレースに挑みたいです』

女子ダブルス:
チェン・チンチェン&ジァ・イーファン(CHN)
     2(21-17、21-15)0 福島由紀&廣田彩花            0:50

中国ペア、ここまで4試合で失ゲームはゼロ、どころか、1ゲームあたりの平均失点はわずか11点にすぎません。攻守のバランスに優れ、ミスも少ないペアということができます。2人とも背は高くないのですが、がっしりした体型をしています。フィジカルは強そうです。
その中国ペアに挑む福島&廣田ペアの持ち味はスピードです。レシーブでも球は極力上げず、ドライブ戦を得意とします。
しかし実際の中国ペアはパワーとスピードを兼ね備え、加えてレシーブ力にも秀でています。ネット前へのドロップショットに対する反応も素早い。福島&廣田ペアのスマッシュを何度も跳ね返し、遂には形勢を逆転しポイントを奪うシーンが何度もありました。
日本ペア、第1ゲームは12-19までリードを許したあたりで、中国ペアのパワーやスピードに対応できるようになり、反撃に転じました。17本まで粘ることはできましたが、やはり時既に遅しでした。
しかし第1ゲーム終盤の戦いぶりを見れば、第2ゲーム以降への期待は高まります。
そんな期待感を打ち砕いたのは、中国ペアの立ち上がりからの攻勢です。パワフルなスマッシュやゆったりとしたドロップショット。緩急を織り交ぜた多彩なショットを繰り出します。福島&廣田ペアも懸命に粘りますが、中国ペアが一枚上手でした。15本で試合を終えました。
チェン・チンチェン選手:『5試合どのペアと対戦しても簡単ではなかった。ひとつひとつ丁寧なプレイを心掛けた結果だと思う』
ジァ・イーファン選手:『今日の決勝戦はとても上手くプレイができたと思う。満足しています』
福島由紀選手:『中国のスピード、パワーは或る程度は想定していて、試合の中でどれだけ早いタイミングで順応できるかだと思っていました。けれど、順応できるまで私たちに時間差がありました。そこが悔やまれます。ああいうペアと対戦する時には、できるだけ早く、2人共対応できないといけない』

男子ダブルス:
数野健太&山田和司 2(21-9、21-19)0 井上拓斗&金子祐樹        0:29
数野&山田ペア、大阪国際3連覇達成です。
「存在感を見せて勝ちたい」と、前日の数野選手の言葉を有言実行しました。
圧巻は第1ゲームです。経験豊かなペアです。立ち上がりの重要さを知っています。特に若いペアを乗せると普段以上の力を発揮することもあるとの想定から、スタートダッシュを仕掛けます。その思惑どおりにゲームは進みました。4-0、14-5。そして9本に抑え込み、第1ゲームを奪います。アッと言う間の出来事でした。
第2ゲームは余裕があったかもしれません。若手のプレイをしっかり受け止めていたように見えました。16オールまで競りました。しかしここでスピードを上げました。19-16とすると、最後は19本で試合を締めました。
山田和司選手:『3連覇の中でも、今年は参加選手たちのレベルが高く、特に価値のある優勝だと思います。ここまでの試合の中で、競った場面になっても終始、攻めていくことができたことが勝因です』
数野健太選手:『今日の勝因は、とにかく今の若い選手たちは、乗せてしまうと手がつけられないほどの力を発揮します。そのことに警戒心をもって、1ゲームの立ち上がりから行きました。それがプランどおりにいった結果だと思います』


以上をもって、ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジ2015が閉幕しました。間もなく始まるリオデジャネイロオリンピックを目指して、1年に及ぶレースに向けて、若手選手たちの果敢な挑戦が見られた大会でした。一方で、そんな若手の前に立ちはだかる選手たちがいたことも事実です。そうした妙により、試合はいっそう白熱したものとなりました。
来年は10周年を迎えます。同時にオリンピックレースのクライマックスも近づいて、より重要さを増す大会となることでしょう。乞う、ご期待です。