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スディルマンカップ2015

スディルマンカップ2015
5月10日(日)~17(日) 中国 東莞市

スディルマンカップ2015観戦記

5/10 5/12 5/15(準々決勝) 5/16(準決勝) 5/17(決勝)

共同通信社運動部記者
森安楽人

5月15日
準々決勝組デンマーク戦

日本が大接戦を制して準決勝に進出し、スディルマン杯史上初のメダルを確定させた。桃田賢斗と奥原希望の世界ジュニアチャンピオン2人がポイントを挙げ、最後は世界1位のタカマツペアが締めた。
なお前日のオーダー交換からデンマークの男子シングルスが変更になった。世界ランキング3位のヨルゲンセンが発熱し、若手で8位のアクセルセンがエントリー。今大会のルール上、大会ドクターからがストップをかけた場合はランク下の選手が出ることが許されている。



第1試合(混合ダブルス)
●数野健太、栗原文音 9-21/21-16/13-21 Kolding/Thygesen

 3戦目で初めてトップバッターとなった混合ダブルスはフルゲームの末に敗れた。栗原が「出だしで自分たちからミスをしてプレッシャーをかけられなかった」と言うように第1ゲームは大差で落とした。女子選手が前衛でうまく引っかけ、日本はいい攻めに持ち込めなかった。
第2ゲームに入ると相手の展開に慣れを見せて奪い返す。しかし最終ゲームは4連続、6連続失点などで引き離された。数野は「ここまで2試合はみんなが勝負を決めてくれた後で楽にやれた。今回は何とか1勝して楽にさせたかった」と唇をかんだ。国内では見かけないミスを連発し「どうしても一歩の踏み込みが遅れて手打ちになる」と世界レベルのミックスの難しさを体感。まだ組み始めて1カ月、裏を返せば無限の伸びしろを感じさせる敗戦だった。

第2試合(男子シングルス)
○桃田賢斗 21-15/17-21/21-9 Axelsen

 急遽1994年生まれのライバル対決が実現、熱戦を世界ランクで一つ上回る7位の桃田が制し、日本に貴重な1ポイントをもたらした。これまで2勝1敗で「意識する存在」と桃田は語る。ファーストゲームは安定したラリーで奪ったものの、第2ゲームは捨て身の攻めを見せたアクセルセンが終盤に抜け出して2試合連続のファイナル試合となった。右足首捻挫とそれにともなう左脚の違和感とも戦う桃田だが「ライバルだし負けられない」と最後で意地を見せた。
セカンドの勢いを持ち込んできたアクセルセンの攻めをしのぎ、6-7から息切れしたところを5連続得点で抜け出してチェンジエンド。インターバルで相手が嘔吐してやや時間がかかったものの、集中を切らさず9点で仕留めた。「本当はナンバーワン同士でやりたかったけどデンマークに勝てたのは自信になる」と満足そう。
ミックスゾーンでは中国やマレーシアのメディアに「林丹と諶龍のどちらの方が勝ちやすいか」「リー・チョンウェイに勝つ自信はあるか」と矢継ぎ早に問われ「僕のヒーローで今は勝つことは難しいかもしれない。でもいつかは同じようにみんなに好かれるスターになれたらいい」と大人の対応をしていた。

第3試合(女子シングルス)
○奥原希望 21-12/21-8 Kjaersfeldt

奥原が体格差をものともせず圧倒した。ドイツ・オープンではファイナルゲームの接戦だったことを感じさせないプレー。同じフォームからドリブンクリアーとドロップを繰り出して足を止め、主導権を握り続ける。時折繰り出される長身からの強打も、深いランジを組んでコートぎりぎりでレシーブした。課題とするスマッシュでも素直なスマッシュだけでなくカットスマッシュのエースも飛び出し「その辺も考えてやっていた」とニヤリ。
同世代の桃田が日本代表での団体戦全勝記録を伸ばし「さすがエース。勇気をもらった」と負けず嫌いを発揮して初のメダルに王手。「台湾戦では負けていたのに起用してもらえて嬉しかったし、役割を果たせて良かった」と充実の表情だった。

第4試合(男子ダブルス)
○早川賢一、遠藤大由 19-21/15-21 Astrup/ Kolding

 最後までもつれた第1ゲームは遠藤のスマッシュがネットにかかって逆転で失った。他の全試合が終わり、会場の雰囲気は完全アウェー。気圧されるように第2ゲームも単純なミスが相次いだ。初戦のロシア戦に続いて欧州勢に相手に完敗。
早川は「大きな相手にこうなるってことをしっかり反省したい」と語った。遠藤はメンタル面の問題を指摘し「勝ちたいという気持ちを出せず、トライできない。もし次に出られるなら早急に理由を見つけないと」とこわばった表情だった。
朴柱奉監督も「大きい選手のプレッシャーを感じるのかも」と心配していた。

第5試合(女子ダブルス)
○高橋礼華、松友美佐紀 19-21/21-7/21-19 Kjaersfeldt/ Thygesen

日本初のメダルへ向けてすべてを託された状況では、スーパーシリーズ・ファイナル女王であっても出だしは緊張感が隠しきれなかった。しかも「桃田選手が勝って、もう回ってこないと気を抜いた。心も体も準備不足だった」と高橋。防戦一方で5-11と離されインターバルを迎えた。19点で追いついたものの、連続失点でこのゲームを失う。それでも「何か自信があった」(高橋)と第2ゲームは相手の攻撃を落ち着いてさばきミスを誘発。スマッシュからプッシュの必勝パターンの数も増えてわずか7点に抑えた。
泣いても笑っても最後のゲーム。地元の観衆がデンマークの応援に回り、地響きがするような「加油!」コールだけでなく、日本ベンチの応援にブーイングまで浴びせる始末。高橋は「うるさいなと思ったけど、敵として見られているんだと前向きに捉えた」と精神的な強さも見せた。上がれば渾身のスマッシュを打ち込んでくるデンマークに18-19とされたが、松友のプッシュで同点。焦った相手がスマッシュをネットにかけてマッチポイント。
最後は高橋がスマッシュをたたき込んで薄氷を踏む勝利をつかみ、チーム全員で喜びを分かち合った。松友は「ファイナル14-16まで緊張していた」と笑い「韓国戦ではしっかり力を発揮したい」とより輝く色のメダルを目指す。

朴柱奉監督の話
最後の女子ダブルス、あちらはミックスとシングルスのペアなのに、バドミントンは難しい。緊張は怖い。50%しかタカマツの力は出せていない。第1ゲームはロブだけになってしまい攻められたし、ファイナルもプレッシャーで苦労した。よく勝った。
大きかったのは桃田のポイント。厳しい厳しい戦いを乗り越えて、まずメダルの目標は達成できた。韓国にはフレンドリーマッチしか勝った記憶がないけれど、頑張りたい。

早川賢一主将の話
 チームとしてメダルが決まったことはすごくうれしい。今大会は個人的にもう2敗してしまったので、もし準決勝で使ってもらえるなら1ポイントもたらしたい。相手は世界1位で強いけれど、しっかりいい部分を出せたらチャンスはある。