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平成29年度 第71回 全日本総合選手権大会

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12月2日(土)準決勝

男子シングルス準決勝
同級生対決は武下に軍配。初の決勝進出に確かな手ごたえ

武下利一(トナミ運輸) 25-23 / 21-11坂井一将(日本ユニシス)/試合時間55分

準々決勝で桃田賢斗(NTT東日本)をストレートで下し勢いに乗る武下利一と昨年準優勝で世界ランキング日本人トップ、自己最高位21位の坂井一将が顔を合わせた。ともに今年度28歳を迎える同級生。ナショナル代表入りのためにも何として勝ちたいこの二人の対決に会場に詰め掛けた2,800名の観客の注目が集まった。

第1ゲーム、この大会にかける内に秘める強い思いとは裏腹に序盤はお互いに様子を伺うような静かな立ち上がりとなった。体の固さも取れた8-8から徐々にテンポが上がってくる。アタック力を武器にする坂井のスマッシュ&プッシュでポイントを奪うなどして流れに乗るかと思われたが、「相手のアタック力が強いことはわかっているのでレシーブして長いラリーをする」という作戦の武下のロブやネットが安定し、坂井の強打を粘り強くリターンし、喰らいついていく。中盤のリードで先に坂井にゲームポイントを握られるも武下はスマッシュなどの強打だけに頼らず、左右に打ち分けたドロップやクリアを織り交ぜて坂井を動かし、17-20から追いつく。最後は坂井のネット前での連続ミスで25-23として、武下が奪う。

第2ゲームは、1ゲーム目の接戦をものにして、「体がきつかったが、自分のペースでゲームができた。」と笑顔で振り返った武下が主導権を握り、危なげなく21-11で武下が初の決勝進出を果たした。

明日は、西本拳太(トナミ運輸)との決勝について「同じ所属の対戦だが、初の決勝なので優勝して勝ちたい。しっかり準備して、集中していきたい。」と初優勝に向けて意気込みを語った。一方の坂井は「1ゲーム目にチャンスがあった。追いつかれるまではいいが、逆転されて勝ちきれなかったのは自分の力不足。今日の悔しさを来年につなげていきたい。」とさらなるレベルアップを誓った。



王者の風格か、強いバドミントンを見せた西本が同僚対決を制して決勝進出

西本 拳太(トナミ運輸) 21-14 / 21-16 常山 幹太(トナミ運輸)/試合時間44分

2連覇を目指す西本拳太が同じトナミ運輸に所属する成長著しい常山幹太の挑戦を受けた。

挑戦者の常山は、上田を撃破した準々決勝同様にスピードラリーから先にスマッシュを打ち込んで勝機を見出したいところだったが、ゲームが始まると西本の巧さに自由を奪われる。ラリーの中で西本の巧みな配球に翻弄され、シャトルに対して一歩が遅れてしまう。甘くなったところを確実に仕留める西本が11-6と前半で大きくリードを奪うと、その後も相手を走らせてはクロス中心にスマッシュを沈め、21-14と幸先よくゲームを奪った。

第2ゲーム、勝負と見た両者が共にスピードを上げ、激しいラリー、攻防が繰り広げられる。お互いが長い距離を走り、騙し合い、我慢をし、上げさせては強打を打ってまた走るせめぎ合いで得点を奪い合っていく。「スマッシュ力では自分が上回っていたので、それをしっかり出せた。」という西本が11-10の場面から強力なスマッシュを突き刺して得点をあげると。その輝きは一層増していき、常山はリターンしきれない。常山とて渾身のスマッシュを相手ボディに集めて得点に繋げるが、まさったのはやはり西本。最後も厳しいラリーであったがフォア奥からストレートのライン際にジャンピングスマッシュを決め21-16、激しいショット行き交うラリー戦を制し、再びの決勝戦へと駒を進めた。

試合後西本は「同じチームということでやりにくいこともあったが、自分のプレーに集中し、それを出し切ることができた。」と真摯に勝因を語った。明日は先に決勝行きを決めていたチームの先輩、武下利一と相対する。「2連覇というプレッシャーはあるが、コートの上では意識せずに自分のプレーに集中したい。」と話す西本は引き続き真摯に己のバドミントン道を突き進む。






女子シングルス準決勝
死ぬ気で臨んだ準決勝。いいプレーで初の栄冠を狙う

大堀 彩(トナミ運輸) 21-18 / 21-9 峰歩美(再春館製薬所)/試合時間46分

第1ゲーム出だしからトップスピードに乗った大堀のラウンドからのスマッシュを有効打にポイントを重ね、7-2と抜け出す。一方の峰は151cmと小柄ながらコート内を動き回る粘りのラリーで必死に食らいついていく。峰の必死の粘りで1点差まで詰め寄られるも大堀は緩急やクリアの高低を織り交ぜつつ、勝負所でのスマッシュを沈め21-18と逃げ切る。

第2ゲームは、「1ゲーム目が自分の中での大きな山場。どうしても取っておきたかった。それが自分に有利な展開になることはわかっていた。僅差で(1ゲーム目を)振り切れたのが、2ゲームにつながり、大きな勝因となった。」と大堀が振り返ったように序盤こそ競ったものの、10-9から11連続ポイントを奪い21-9とフィジカル、メンタルともに充実した文句なしのプレーで締めくくった。一方の峰は「自分のプレーができずに終わってしまった。もう少し長いラリーがしたかった。体調はよかったが、相手の方が勝ちたい気持ちが強かった。」と悔しがった。

「ナショナルA代表内定でホッとしている。明日は総合の決勝でできることを感謝しつつ、死んでもいいという気持ちでやりたい。(対戦相手となる)山口茜(再春館製薬所)とは、2013年の世界ジュニア以来の久しぶりの対戦となるが、同世代ながら世界トップで戦っている強い選手で、自分自身ももっともっと頑張らないといけない…ととてもいい存在。今日のように自分の100%の力を出せれば勝てるチャンスはある。今日から準備をしたい。」と初優勝への思いを語った。



2度目の優勝を目指して 世界でしのぎを削る2人の熱戦を山口が制す

山口 茜(再春館製薬所) 21-18 / 21-15 佐藤 冴香(ヨネックス)/試合時間55分

昨年の決勝戦を戦った山口茜と佐藤冴香が準決勝の舞台で顔を合わせた。今年国際大会で安定した戦いぶりを見せる山口茜、対する佐藤も昨年の総合だけでなく、スーパーシリーズ初優勝となったインドネシアオープンでもファイナルゲームで山口を下しており熱戦が期待された。

第1ゲーム、互いにコートを広く使ったラリー展開で相手を揺さぶり点を取り合っていく。伸びやかな出足でタッチを速める山口が徐々にラリーの主導権を握り10-5していくが、佐藤も負けじと粘りのリターンで食らいついて山口のネット前でのミスを誘い、チャンスではクロススマッシュを沈めて差を詰めていく。14-14で両者横並びとなり、拮抗した展開が続くが、勝負どころのショットをしっかり沈めた山口が再度抜け出し、最後は激しいラリーを繰り広げるも佐藤がクロスヘアピンをネットにかけてしまい、山口が21-18として先取した。

第2ゲームに入ると「佐藤さんは上からのショットが良いので、打たせないように意識した。」という山口がスピードを上げてシャトルをタッチ、自由自在のペースでゲームを進め10-3と大量リードを奪う。佐藤もスマッシュを相手ボディに突き刺したり、ヘアピンをネットインでねじ込んだりして13-15まで詰め寄るが、肝心なところで脚が止まった。それを山口は見逃さなかった。右へ左へと巧みに配球し、チャンスを作っては強打を連発して引き離す。好打の連続に大勢駆けつけたファンの歓声も次第に大きくなっていく。結局、大事な終盤でより攻撃を仕掛けられた山口がミドルコートで飛びついてスマッシュを決め、21-15として1年前のリベンジを果たした。

ストレートで決着しながらも試合時間55分、世界基準の日本女子シングルスとあって期待に違わぬハイレベルな試合を制した山口は明日、3年ぶり2度目の頂点を目指してセンターコートを舞う。






男子ダブルス準決勝
抜群の勝負勘、後半見事な抜け出しを見せた遠藤/渡辺が王者を下し決勝進出

遠藤 大由/渡辺 勇大(日本ユニシス) 21-13 / 21-16 園田 啓悟/嘉村 健士(トナミ運輸)

目下2連覇中で誕生から10年以上の同級生ペアである園田啓悟/嘉村健士ペアが登場、相手は結成1年、ベテラン遠藤大由とその英才教育を受ける渡辺勇大の11歳差ペアと激突した。昨年の決勝戦と同じカードであり、1年前はファイナルゲームで先にチャンピオンシップポイントを握った遠藤/渡辺が惜しくも逆転を許し、紙一重の差で園田/嘉村が勝利を収めている。今年国際大会11大会を戦う中でペアとしての進化を遂げてきた遠藤/渡辺のプレーにファンの注目が集まった。

第1ゲーム、パワーとスピードの最高峰である男子ダブルスらしい激しい攻防で試合の幕が上がる。遠藤の圧倒的なパフォーマンスに引っ張られ自由な発想で決定打を生みだす渡辺、世界を席巻するノーロブスタイル、高速ラリーで球を沈める園田/嘉村と互いの持ち味が発揮された好ラリーの連続で一歩も引かない点の取り合いとなり、一気に観客の目を惹き込む。ところが11-11の場面、嘉村がネット前で相手の強打をつかまえ放ったドライブがバックバウンダリーを越えてしまうと、フロントコートへの入りを早めてチャンスを作った遠藤/渡辺が次々に強打を決めて連続得点、19-11と一気に突き放す。寸分の狂いを主制し損ねた園田/嘉村は最後もミスでポイントを献上、遠藤/渡辺が21-13として颯爽と先取した。

第2ゲーム、前ゲーム同様互いに引かぬ展開の立ち上がりとなる。園田/嘉村はショットを細かく切り返してラリーを刻み、ミドルコートから素早く打ち込んで得点をあげる。スピードを活かした真っ向勝負で、園田のスマッシュを起点にあらゆるポジションから強打を放つソノカムペア、対して懐深く一瞬の間や緩急を効果的に交えて翻弄する遠藤/渡辺、15-15として終盤戦勝負という場面を迎えたが、今日の対戦で高い集中力を発揮したのは後者であった。目にもとまらぬラリーの中でも徹底して厳しいリターンをし続けた遠藤/渡辺はこの大事な局面で相手のエラーを誘い出すことに成功、間髪入れずに前へ飛び出しショットを沈める。終始遠藤の鋭い読みが功を奏し、最後も相手のリターンを吸い込むかのごとくネット前で捉えてプッシュを叩き込み21-16、完璧なゲーム運びを見せた遠藤/渡辺がストレートの完勝で昨年の雪辱を果たした。

「調子は徐々に上がっている。」という遠藤。渡辺は「決勝戦まで行けると思っていなかった。」と話すが、ここまでの勝ち上がりで手応えは十分、「力を出し切って戦う」と発するその表情は間違いなくその先を見据えていた。



充実!速攻で掴んだ完勝劇、保木/小林が勢いを増し同世代ライバル撃破

保木 卓朗/小林 優吾(トナミ運輸) 21-7 / 21-15 井上 拓斗/金子 祐樹(日本ユニシス)/試合時間35分

日本の男子ダブルス有力若手ペアである日本ランキング2位の保木/小林、そして3位の井上/金子ペアがこの準決勝の舞台に登場した。

第1ゲーム、1点目から保木/小林の勢いと気迫は尋常なものではなかった。サービス回り、低空戦でハーフ前を手早くさばくラリーから一気に9連続得点を先取し、流れを完全に引き寄せた。集中力が切れることなく、タッチの速さと前に出る精神が薄れることもなく、相手に攻める隙を全く与えず21-7で第1ゲームを先取する。

第2ゲーム、井上/金子はスピードをあげ、積極的に前でシャトルをさばき、攻撃的なプレーからプレッシャーを与える。このまま井上/金子が流れを掴むのかと思われたが、この一年で成長した保木/小林はここからしっかり持ち直してきた。ラリーの中に緩急あるショットを混ぜ、タイミングをあえてずらすことでチャンスを探っていった。また、攻められながらも粘りのあるレシーブから着実にチャンスを引き寄せていく。チャンスを掴んでからは完全に保木/小林のペースで、アグレッシブな低空戦から得点を重ねていった。勢いを取り戻した保木/小林は9-9から7連続得点で大差をつけ、そのまま逆転されることなく、同世代ライバルを15点で抑え、2年ぶりの決勝進出を遂げた。

最近では混合ダブルスの成績も光る保木/小林の二人、試合後取材陣から混合ダブルスでの経験がダブルスに反映されているかと聞かれると「チャンス球のカバーや配球の幅が広がった」と話す小林。一方保木は「今までの自分たちは強打ばかりで勝負していたが、ショットに緩急をつけることの発見ができ、また相手コートのスペースが今までより見えるようになったことで余裕が持てるようになった。」と振り返る。この一年間で混合ダブルスの経験も大いに重ね、一段とダブルスがレベルアップしたこの保木/小林は明日の決勝戦、日本ユニシスの遠藤/渡辺と対戦する。






女子ダブルス準決勝
1ゲーム目を奪われる苦しい展開からさすがのゲームメイクで逆転

髙橋 礼華/松友 美佐紀(日本ユニシス) 16-21 / 21-10 / 21-18 永原 和可那/松本 麻佑(北都銀行)/試合時間71分

3連覇、6度目の優勝を狙う髙橋/松友と昨年のベスト8から一つ勝ちあがってきた成長著しい若手の永原/松本が対戦した。10月のフランスオープンでは永原/松本に軍配が上がっている。

第1ゲームは安定したミスの少ない髙橋/松友のラリーと長身からのアタック力で点を取り合い、8-7と髙橋/松友がリードするが、攻撃のリズムを掴んだ永原/松本に連続得点を奪われてしまう。身長169㎝の永原、177㎝の松本の後衛だけでなく高さと速さを意識した前衛で守備範囲は広く、世界トップのレシーブ力の髙橋/松友をもってしても脅威の決定力を発揮した。結局は21-16で永原/松本に奪われてしまう。

第2ゲーム、お互いに話し合い、「自分たちよりも身長も大きくて力も強い相手に対して、どうにしたら崩せるんだろうかと考えられて楽しかった。」と松友が振り返ったように、ドライブを軸にした低い展開で上からの強打を封じ、自分たちの攻めの形を作った髙橋/松友が巧みなゲームメイクで最後7連続ポイントを奪うなどして21-10を奪い返した。

ファイナルゲームは、1、2ゲーム目と異なり、1点を争う総力戦となった。お互いに点を取り合うが、実績と経験で勝る髙橋/松友が徐々にリードを広げていく。永原/松本はレシーブを左右に打ち分けて攻撃のチャンスを作って一旦は逆転に成功するも、松本の「自分たちは早い展開で勝負することが多い、長いラリーで負けていた。」の反省の通り、長いラリーを得意とする髙橋/松友が主導権を握る。結局は21-18で髙橋/松友がリベンジを果たし、決勝進出を果たした。

初の決勝進出を果たした福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)とは、「勝ったり負けたりで、自分たちは失うものはないが、相手が向かってくることは間違いないのでそれを受け止めてしっかり自分たちらしいプレーができれば勝てる」と髙橋が話せば、「自分たちのやることをしっかりやっていい試合をしたい。」と松友が話した。



世界のトップを目指す者たちの前哨戦、攻めきった福島/廣田に軍配

福島 由紀/廣田 彩花(再春館製薬所) 21-16 / 21-16 米元 小春/田中 志穂(北都銀行)/試合時間50分

この1年目覚ましい成長を遂げた2ペアが準決勝で激突。世界選手権銀メダルの福島由紀/廣田彩花と、今年最も多くのスーパーシリーズポイントを獲得した米元小春/田中志穂の対戦である。共にスーパーシリーズファイナルズを戦う両ペアだけに、そうした舞台での対戦もそう遠くないうちに実現するだろう、その前哨戦ともいえるハイレベルな争いに注目が集まった。

第1ゲーム、先にストロングポイントを発揮したのは福島/廣田。福島のスマッシュが相手のセンターを破りコートに突き刺されば、廣田のスマッシュも相手ラケットを弾いて決まり先行する。米元/田中もラリーとなれば安定したショットで組み立て、連携した攻撃で9-9と同点に追いつく。大事な次のポイント、取ったのは福島/廣田。廣田が「相手より前へ出ようと意識した。」と話すとおり、相手の攻撃に対して引かずに凌ぎ球を沈めて3連続ポイント、再び抜け出した。ペースを握った福島/廣田はディセプション(騙しのショット)も効果的に織り交ぜ、相手の脚を止めては攻めたてる。21-16としてこのゲームを奪った。

第2ゲームは米元/田中の3連続得点で幕を開けたが、福島/廣田は鋭いクロスリターンを起点に反撃、すぐにその背中を捉え9-6と逆転する。ここから米元/田中も粘りのラリーを展開ししつこく攻めたて、相手のミスも重なって7連続得点を奪うが、「以前と違ってレシーブから攻めに持っていけるようになった」という福島/廣田は見事なローテーションでシャトルを沈め15-14と再逆転する。そしてこの終盤に来て勢いを殺したドロップショットが冴える。相手の脚を止め、甘くなったリターンをミドルコートから沈めて勝機を決した。打ち合いを完璧に制し、21-16でストレート勝ちを収め、初の決勝進出を決めた。

福島/廣田は決勝の女王・髙橋/松友ペア戦に向けて「去年の総合では(ファイナルゲーム)長い試合で負けてしまったので、今年は何としても勝ちにいきたい。」と、充実の1年を証明し更なるステップアップをしていくためにも、国内タイトル奪取に向けて意欲十分だ。






混合ダブルス準決勝
経験不足も何のその 徹底的にシャトルを押さえ込んだ小林/志田がポテンシャルの高さを見せつけ快勝

小林 優吾(トナミ運輸)/志田 千陽(再春館製薬所) 21-10 / 21-12 金子 祐樹/栗原 文音(日本ユニシス)/試合時間30分

この戦い、どちらのペアも組み始めてからあまり経っておらず互いを探り、試合を重ねながら自分たちの形を作り上げてきている。

第1ゲーム、小林/志田の勢いは序盤から光っていた。小林が「自分は上がった球を打つだけ」と言うように角度ある強打を打ち抜き、相手に攻めの体勢を作らせなかった。試合が一気に動いたのは9-6からだ。小林/志田の積極的なプレーと金子/栗原のミスから小林・志田ペアが5連続得点を取得する。そこで一点返されるがすぐさま取り返し、再び連続4得点で17-7と差を大きく広げ、このゲームは21-10で小林/志田が先取した。

小林/志田の5連続得点で第2ゲームも勢い付けた。しかし、ここで留まる金子/栗原でなく、ラリーで相手のミスを誘い、決める場面ではしっかり決めて徐々に追い上げを見せ、8-7となる。しかし、勢いに乗る小林/志田は攻撃的なプレーを取り戻し、12-7で相手を引き離し、再び流れを自分たちのものとする。その後も金子/栗原がラリーに持ち込む前に球を沈め、終始攻めの体制を作るのが困難な試合展開とした。「向かっていくだけ」、「スピードが速いが物怖じせず前へ出ることを心がけている」と話す志田は積極的に前に出ていき、ネット前を抑え、隙を作れば小林が角度あるショットでコートを突き刺すプレーで相手を寄せ付けず、このゲーム21-12のストレート勝ちで驚きと喜び溢れる決勝進出となった。

昨年は二回戦敗退、今年は決勝進出と大きく飛躍したペア。「一試合ずつと言っていたが、ここまで来てしまったので勝ちにこだわって優勝を目指したい。前に出た時は何が何だかわからなかったが明日は地に足をつけて楽しみたい。」と小林、「最後の試合までできるのは嬉しい。悔いの残らないようにしたい。」と話す志田は、明日優勝候補である日本ユニシスの渡辺/東野ペアに挑む。



念願の頂点まであと1勝 期待の渡辺/東野が実力を発揮し危なげなく決勝進出

渡辺 勇大/東野 有紗(日本ユニシス) 21-15 / 21-14 米元 優樹(宇部興産)/米元 陽花(ACT SAIKYO)/試合時間33分

この日、今年混合ダブルス優勝候補とも評され東京オリンピックを目標に突き進む若手ペア渡辺/東野に立ち向かったのは、ベテラン兄弟ペアの米元(優)/米元(陽)である。

第1ゲームの序盤、2-2から渡辺・東野ペアが7連続得点で一気に米元/米元を引き離す。渡辺の緩急あるショットで相手の足を止め、チャンスを作っていく。ただ、本調子とは言えないこのペアは米元(優)によるハーフ球の揺さぶりからサイドにシャトルを出し、得点を許してしまうがこのゲームは15点で抑えた。

第2ゲームも序盤での連続5得点を取得して相手に大差をつける。また、このゲーム、東野が下がる場面が増えたものの、持ち味でもあるジャンピングスマッシュから前に出ていき、ネット前を積極的に触って相手にプレッシャーをかける。また、本人も成長した点としてあげる前衛でのクロス球からチャンスを作っていった。「足が動いていなくてミスが増えた」と振り返る渡辺であったが、二人とも終始落ち着いた様子で試合を運び、21-14で危なげなくストレート勝ちをし、初の決勝進出を遂げた。

「優勝はあまり意識せず、二人の力が出せればいいと思う。」と東野。渡辺は「この大会、自分が100%の力を出し切ることを目標としていて、まずそれをクリアすること。結果はついてくると思う。あまり優勝は意識せず、最後までしっかり気持ちで戦いたい。」と話す。 明日の決勝は全員20歳から22歳と若手が出揃う。これからを担うであろう若手の勢いと気迫溢れるプレーに注目だ。