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12月3日(日)決勝

男子シングルス決勝
1年間の成長の証、大きな飛躍と遂げた武下が苦難を乗り越え新たなチャンピオンに

武下 利一(トナミ運輸) 21-15 / 21-18 西本 拳太(トナミ運輸)/試合時間48分

トナミ運輸の同僚同士の決勝戦となった男子シングルス、連覇を狙う入社1年目の西本拳太と、昨年2回戦負けを喫し今年無念の代表漏れを経験した6年目の武下利一という対照的な選手の顔合わせとなった。

武下の強力なスマッシュがネットインとなって始まった第1ゲーム、西本が王道のスマッシュ&ネットで力を見せ5連続得点を奪うが、天性のアタッカーである武下も黙っていない。激しい攻防の中でひとたび攻勢を掴むと、怒涛の連打で押し込んでいき得点を伸ばしていく。武下がロブショットの精度に苦しむ西本につけ込み、2度の大型連続得点を経て14-8と主導権を一気に掴む。お互いに今大会の勝ち試合を支えてきたのはスマッシュ、ラリーで好機を見ては打ち込む激しい戦いとなったが、低い展開とネット前の攻防で上回った武下がより多くショットをねじ込み、21-15として先取した。

準決勝まで全てストレートの快勝だったことの代償とは何と恐ろしいことか、ゲームを落とした西本は「修正がうまく出来なかった」と、プレーの精彩を欠いてしまう。引き続き繰り広げられるラリーの中でショットをコートの枠に収めきれず、積極的に強打を放ってくる武下に9連続得点を許すなど5-15と大きなビハインドを負ってしまう。ここから西本が本来の伸びやかなプレーをとり戻し、ミドルコートからシャトルに飛びついて鋭いクロススマッシュを突き刺すなど攻めの姿勢で反撃、17-19と2点差まで接近する。それでも「追い上げられても最後まで自分のプレーができた」という武下がこの猛攻をしのぎ、球を上げさせてスマッシュ、前に詰めてプッシュを決めチャンピオンシップポイントを握る。最後は自らのヘアピンで作ったチャンス球を冷静にプッシュし、武下は静かに両手でガッツポーズ、悲願の初優勝を決めた。

昨年2回戦敗退から大きくジャンプアップを果たしての初優勝となった武下は「この1年他の選手より練習をしてきたことが今回の優勝に繋がったと思います。今回の大会でチャンスが来て、それをものにすることができた。他の選手に追いつけたかな、と思います。」と話し優勝の結果を噛みしめた。また今後については「今は世界ランキングが低いので、国際大会をしっかり戦って上げていきたい。どんな大会でも全力で戦っていく。これからも、今までどおり自分のプレーでどんな相手でも気持ちで負けないようにしたい。」と力強く語った。

一方、惜しくも連覇を逃した西本は試合後、「今日は攻めしか考えない『せこいプレー』になってしまった。しっかりとしたレシーブをしないまま攻撃に転じてしまったことが1つの敗因です。」と分析、こうした負け試合での失敗は繰り返したくはない。来年、さらに強くなってこの舞台に戻ってくることが期待される。







一回り二回りも成長した山口が同世代の対決を制す

山口 茜(再春館製薬所) 22-24 / 21-16 / 21-19 大堀 彩(トナミ運輸)/試合時間77分

2013年の世界ジュニア以来の対戦となった同世代の山口と大堀の顔合わせとなった。今大会、強い気持ちで臨んでフィジカル、メンタルともに充実している1つ先輩の大堀と世界で結果を出している山口、日本女子シングルスを牽引していく二人の対戦に注目が集まった。

第1ゲーム、序盤山口は素早くシャトルの下に入ってスマッシュや緩急のあるドロップで大堀を四隅に動かして試合を有利に進めていき16-11とする。しかし、「中盤まで自分の展開だったが、その後は流れを渡して苦しい展開となった」と振り返ったように大堀の力強いクリアやドライブに対して受け身になってしまい、徐々に点差を詰められてしまう。山口が先にゲームポイントを握るも、大堀の虚を突くクロスネットで20-20となる。最後は、山口がフェイントを利かせたドロップで大堀を崩すも我慢しきれずに放ったスマッシュがラインを割り22-24で失う。

第2ゲームに入ると山口が積極的に甘いロブやクリアに飛びついてスマッシュを決めていく。特に山口のスマッシュを打てる体勢からネットのギリギリに落ちるドロップが有効で大堀を追い込んでいき21-16で山口が奪い返す。

ファイナルゲームは、決勝戦にふさわしい一点を争う好ゲームとなる。山口は強い体幹から放たれるショットは多彩かつ威力抜群。一方の大堀は、長い手足を活かして角度あるショットや素早くネット前に詰めて決めていく。先に11点を奪ったのは大堀、そこから山口が追いかける展開になるが、大堀のラウンドからのショットに対して素早く前に入ってプッシュで決めて17-16と逆転に成功する。大堀も必死に食らいついて挽回するも山口が3連続ポイントでマッチポイントを握る。最後は山口のスマッシュを大堀はリターンできず21-19で山口が3年ぶり2度目の優勝を決めた。

試合後、山口は、「今年残りの試合(スーパーシリーズファイナルズ)を自分らしくプレーし、来年につながるようにしたい。」と今後の目標を話すとともに「(初優勝の3年前は)向かっていくだけだったが、今は向かってこられる立場。その中でもプレーを楽しめるようになってきた。観客の皆さんがせっかく見に来てくれた時間を『楽しかった』と感じてもらいたい。バドミントンのファンを増やしていきたい。」と、バドミントンスキルだけでなく、人間的に成長した一面を見せてくれた。






男子ダブルス決勝
嬉しい日本一も飽くなき向上心でさらに上を目指す

遠藤 大由/渡辺 勇大(日本ユニシス) 21-19 / 19-21 / 21-5 保木 卓朗/小林 優吾(トナミ運輸)/試合時間:83分

4シードが順当に顔を合わせた準決勝から決勝戦への切符を掴みとったのは日本ユニシスの遠藤/渡辺とトナミ運輸の保木/小林である。どちらが勝ってもペアとして初優勝となるこの一戦、どちらも譲れない手に汗握る戦いが幕を開けた。

センターコートに多くの歓声と拍手が送られる中、第1ゲームが始まった。先制点を取ったのは遠藤/渡辺。落ち着いた雰囲気で試合が運ばれる中、動きを見せたのは10-5、遠藤/渡辺が11点を取ると思われた矢先、ネットインや相手のミスからじわじわと追い上げを見せ、6連続得点を奪われてしまう。インターバル明けの保木/小林は更にスピードを上げ、勢いに乗り始める。しかし、遠藤の巧みなラケットワークとそれについていく渡辺が保木/小林を前後左右に振り食らいついていく。両者一歩を譲らない19-19の場面で遠藤の放ったロングサーブを保木が強打でリターンして掴んだ一点から一気に21-19と第1ゲームを保木/小林に奪われてしまう。

第2ゲームも序盤から激しい点の取り合いを繰り広げる激戦となる。遠藤/渡辺は相手を前に寄せ付けず、四方に動かすレシーブでラリーの中からチャンスを伺う。一方の保木/小林は強化してきたサーブ周りからの攻めと緩急ある配球で確実に球を沈めていく。9-7と遠藤/渡辺がリードする中、またここで逆転し、11点を保木/小林に先取される。劣勢の11-15の場面から6連続得点を奪い、ついに逆転に成功する。その後は連続得点の取り合いで19-19となったが「勝利が目前にあった」と保木が振り返るように力んでしまったのか、チャンス球でのミスが続き、21-19で遠藤/渡辺が奪い返す。

ファイナルゲーム序盤、遠藤/渡辺が一気に7連続得点を先取する。相手の足を止めさせ、打たせ、チャンスあらば一気に前に詰めていった。保木/小林も切り替えを見せるも「2ゲームで取りたかった気持ちからつまずいてしまった」と小林が話したようにその隙を突き11-2とする。その後も遠藤/渡辺の勢いは止まらず保木/小林に立て直す隙も与えずして9連続得点。最後は遠藤が相手コートを突き刺して、互いにガッツポーズを見せ、遠藤は後ろで見守っていた現在コーチであり元パートナーである早川賢一と抱き合った。

二度目の全日本総合決勝に挑んだ保木/小林は、優勝目前として勝ちきれない悔しい準優勝となった。「リードを取っている時からのプレーができていなかった」と悔しさをにじませつつ、「1週間後に控えるスーパーシリーズファイナルズに向けて気持ちを切り替えて自分たちのプレーをしたい。」と前向きに語った。

初優勝となった遠藤/渡辺は両者共に「とても嬉しい気持ちです。まさか優勝できるとは思っていなかったのでまだ実感が沸かない。」と笑顔で話した。今回の勝因を聞くと、「2ゲーム目以降、1ゲーム目の反省を生かして臨むことができて、相手ハーフに打たせて後ろが打つなどの誘い球増やしていった」と遠藤。渡辺は「一回戦から諦めない姿勢で挑んだ気持ちと言われたことをしっかり実行できた」と話す。そして日本王者となった二人、今後のことを聞かれると遠藤は「ペアとしてはまだまだなので一つ一つ直していきたい」と話せば、渡辺は「あまり先を見過ぎず、しっかり目の前を戦えば実力はついてくる」と、今後どのようにこのペアが進化を遂げていくのかとても楽しみである。






女子ダブルス決勝
世界トップランカーの熾烈なバトル、福島/廣田が歓喜の涙、初優勝を掴む

福島 由紀/廣田 彩花(再春館製薬所) 21-14 / 21-18 髙橋 礼華/松友 美佐紀(日本ユニシス)/試合時間48分

リオオリンピック金メダリスト、世界ランキング2位、全日本総合5回の優勝を誇る髙橋礼華/松友美佐紀がセンターコートに登場。対するは今年度の世界選手権銀メダリスト、世界ランキングを5位まで上げてきた超攻撃型ペアの福島由紀/廣田彩花。最上位の国際大会決勝と何ら変わらないレベルのカードがこの全日本総合選手権で実現した。

第1ゲームはいきなり福島/廣田の強力なスマッシュで幕を開けた。強力なショットを前に松友、髙橋がそれぞれレシーブをコントロールしきれずアウトにしてしまうなど連続失点。これで福島/廣田は勢いに乗った。コートのあらゆるポジションから強打を打ち下ろし、7-3とリードを奪う。対する髙橋/松友はショットの高低やタッチのタイミングを工夫する巧みなプレーで盛り返し、7-9と2点差に詰め寄る。しかし、このゲームの主役となったのは福島/廣田、得意の形は福島が後衛、廣田が前衛であるが、どちらも鋭い強打を打てることがこのペアの強みで、それをこの決勝の舞台、女王相手に遺憾なく発揮する。徹底した強打で終盤は全てスマッシュで得点を奪うなど「らしさ」を見せ、21-14と圧倒して先取した。

第2ゲームに入ると髙橋/松友も持てる実力を発揮、打ち疲れを知らない髙橋のスマッシュ連打や、相手のリターンを読んで飛び出す松友が空いたスペースにシャトルを押し込むなど、世界を極めた輝かしいプレーで得点をあげる。しかし、福島/廣田もこの1年で培った実力は半端ではなく、ここで崩れない。相手のいい形で点を取られても、自分たちの攻めのスタイルで取り返す、といった強い気持ちを前面にスマッシュ、強いクロスリターンを放っていく。手に汗握るシーソーゲームとなって進んでいき18-18、どちらがとってもおかしくない展開となる。大事な終盤、ここで誰よりも輝いたのは福島だった。スマッシュで相手レシーブを乱して、廣田がフロントコートから沈めて19点目。打ち合うラリーのディフェンスから前に出て放ったショートリターンがネットインとなり20点目。最後も激しい打ち合いとなるが福島のスマッシュを松友がリターンできずネットにかける。大きな雄叫びとともに歓喜の涙を流す福島。絶対女王のタカマツペアを文字どおり「打ち破り」、福島/廣田が新チャンピオンの座に輝いた。

試合後の記者会見で福島/廣田は「優勝を目指して戦った昨年、準決勝で長い試合の末にタカマツペアに負けてしまって悔しい思いをしたので、その相手に勝って優勝できたことがとても嬉しい。」と一年越しの悲願達成を喜んだ。 この1年A代表として海外を転戦してきたことについて聞かれると、「スーパーシリーズで決勝戦まで進めるようになったこと、マレーシアオープンで優勝したことで精神的に強くなり、大崩れしなくなった。(福島)」、「相手にリードされていても自信を持ってプレーできるようになった。(廣田)」と大きな成長を実感しているようで、納得の総合初タイトル獲得となった。






混合ダブルス決勝
期待の若手ペアが嬉しい初優勝、2020東京に向けて確かな一歩を踏み出す

渡辺 勇大/東野 有紗(日本ユニシス) 21-23 / 21-11 / 21-8 小林 優吾(トナミ運輸)/志田 千陽(再春館製薬所)/試合時間54分

今年の全英オープンで3位と結果を残し始めた矢先に渡辺の故障、困難を乗り越え、今後超一線級の活躍を渇望される渡辺勇大/東野有紗が見事な勝ち上がりを見せて決勝戦の舞台に登場した。相手は1年ぶり組んでトナーメントを戦う身ながら、高いポテンシャルを発揮して勝ち上がってきた小林優吾/志田千陽である。小林にとっては本日の第1試合で行われた男子ダブルスで渡辺に屈しており、何としても勝ちたい一戦となった。

第1ゲーム、開始早々に2冠を狙う渡辺が思い切りのいいアタックを浴びせて先制する。互いに速いテンポで仕掛けていくラリーで序盤は競った展開となったが、渡辺/東野は7-7の場面から5連続得点と抜け出す。自由自在にショットを操る渡辺が引っ張っていく形で渡辺/東野が20-17とゲームポイントを握るが、ここまで強敵を打ち破ってきた小林/志田も試合を通して培った持ち味を大いに発揮して追撃。志田がフロントコートでのショットをネットインで18点目を奪うと、その志田が今度はクロススマッシュを突き刺して19点目、東野のスーパーレシーブに屈せず、小林が連打で決めて20-20と延長ゲームに。このあと驚異の集中力を発揮した小林が前で後ろでショットを沈め、23-21として小林/志田が土壇場の逆転でゲームを奪う。

第2ゲームに入ると、小林が「東野さんに自信を持って前に入ってこられたことでペースを掴むことができなかった。」と振り返るように、小林/志田のショットに対して東野が積極的に前に飛び出して球を押さえ、渡辺/東野の攻めの形を強固なものにしていく。リズムを掴んだ渡辺/東野は見事なローテーションでコートを広く使った多彩なアタックを仕掛けて引き離す。終盤には東野の強力なジャンプスマッシュも決まり会場を沸かせる。21-11としてゲームを奪い返した。

迎えたファイナルゲーム、前ゲーム同様に渡辺/東野が躍動する。強打一辺倒ではない渡辺の緩急、騙しのショットがここにきて効いてきたのか、小林/志田は一歩が遅れることも多くなり、ミスが目立つようになる。終始攻めのラリー、それも速いタッチで相手を翻弄した渡辺/東野が圧倒。最後も渡辺がスマッシュ、ドロップと緩急で崩し、甘くなった球をミドルコートから沈めて21-8と念願の優勝を掴みとり、東野は膝を着きガッツポーズ、総合2冠を手中にした渡辺はコートに大の字になって喜びをあらわにした。

優勝記者会見にて東野は「初めての総合優勝、特に勇大くんとのペアでとれたことが嬉しい。2種目で決勝を戦った勇大くんが後ろで頑張ってくれたので自分も何とか前で頑張った。楽しい試合だった。」とその喜びを語った。渡辺も「全英オープン3位のあとは勝ちが遠のいていた。腰を痛めて半年くらい練習もままならなかったが声を掛け合って開き直ってプレーできたことがよかった。」とここまでの苦しい道のりを明かした。

2020東京での活躍を期待される若きペアは「まずは世界のトップに追いつき追い越したい。日本一を獲ったので世界一にもなりたいし、このタイトルは東京オリンピックに向けての大きな一歩だと思う。」と話し、近い将来、ますます世界に羽ばたく姿を予感させてくれた。