日本バドミントン協会(以下、「BAJ」)が推進するサステナビリティ・イニシアチブ「Rally for Earth」の一環として、8月1日(土)に「子どもたちの意識啓発キャラバン」を開催しました。
今回は、本プロジェクトのアンバサダーに就任した元バドミントン日本代表の栗原文音さんをお迎えし、「バドミントンクリニック」と「サステナビリティを学ぶトークショー」の2部構成で実施しました。本キャラバンは、京都府長岡京市で開催された「第42回若葉カップ全国小学生大会」の多大なるご協力のもと実現し、地元で競技に励む小・中学生39名が参加しました。
当日は、開催地である長岡京市の中小路健吾市長も会場に駆けつけてくださり、BAJの村井満会長とともに子どもたちが元気に取り組む姿を温かく見守っていただきました。全国から選手が集う歴史ある若葉カップの地で、未来のバドミントン界を担う子どもたちへ大切なメッセージを届ける素晴らしい機会となりました。
笑顔と集中力が光る!バドミントンクリニック
前半の60分間は、栗原さんによるバドミントンクリニックです。参加した子どもたちは4つのチームに分かれ、チーム対抗でラリーの連続回数を競うゲームなどに挑戦しました。
仲間同士で声を掛け合いながら、1回でも多くシャトルを繋ごうと必死にコートを駆け回る姿が印象的でした。また、栗原さんも交ざってのダブルス対戦も実施しました。元日本代表のトップレベルのプレーを間近で体感し、子どもたちの目は真剣そのもの。60分という時間があっという間に感じるほど、全員が非常に高い集中力を持って取り組んでいました。
©日本バドミントン協会
シャトルと地球の繋がりを考えるトークショー
思い切り体を動かしたクリニック終了後は、第2部の「サステナビリティを学ぶトークショー」へと移りました。
このトークショーでは、スポーツ界でサステナビリティの啓発活動に取り組む第一人者であり、BAJの理事でもある井本直歩子さんが栗原さんと共に、子どもたちに語りかけました。
「水鳥とバドミントン」を中心とした地球環境をテーマにバドミントンに欠かせないシャトルがガチョウやアヒルなどの水鳥の羽から作られていること、そして気候変動によりその水辺の環境が脅かされている現状をお話しました。
©日本バドミントン協会
「地球温暖化を防ぐために、自分たちで取り組めることは何だろう?」
講師の問いかけから、子どもたちと対話形式で楽しく意見を交わしました。ここで驚かされたのは、子どもたちのサステナビリティに対する知識の豊富さです。日常生活の中でできる環境配慮のアクションが次々と飛び出し、非常に頼もしい時間となりました。直前まで激しい運動をして疲れていたはずですが、誰一人集中力を切らすことなく、真剣な眼差しでお話に耳を傾けてくれた姿がとても印象的でした。
©日本バドミントン協会
未来へ続くラリーを
キャラバンの最後は、参加者全員で集合写真を撮影。その後は栗原アンバサダーらとの記念撮影会も行われ、子どもたちの笑顔が弾ける終始和やかで温かい空気に包まれた時間となりました。
大好きなバドミントンをこれからもずっと楽しむために、地球環境を守ることは私たち全員の課題です。今回参加してくれた子どもたちが、コートの中でシャトルを繋ぐように、環境を守る思いや行動を未来へと繋いでくれることを願っています。
BAJは、今後もバドミントンを通じたサステナビリティの啓発活動を力強く推進してまいります。
栗原さんからのコメント
試合観戦がメインの来場者の方々が足を止めてくださるか不安でしたが、クイズ形式の参加型にしたことで、多くの方が興味を持ってくださり、たくさんの方と交流することができました。特に「シャトルが高くなって困っている」「このままでは競技ができなくなるのでは」という切実な生の声を聴けたことが印象的でした。環境問題を自分ごととして実感してもらうことで、伝えられることはまだ多くあると手応えを感じています。皆さんの力もお借りしながら、これからも頑張って取り組んでいきたいです。
井本理事からのコメント
今回初めて、子どもたちとバドミントンと地球環境のつながりについて話す機会を持ちました。印象的だったのは、子どもたちが写真の中から「ガチョウ・アヒル」を当てるクイズに興味津々だったことです。シャトルがガチョウやアヒルの羽からつくられていることはすでに何人かの子どもたちが知っていましたが、写真と実際のシャトルが結びついた瞬間から、子どもたちの関心がグッと高まることを実感しました。
一方的に知識を伝えるのではなく、大好きなバドミントンを入り口に、一緒に考え、対話する。そうすることで、環境問題がぐっと身近な「自分たちの問題」になるのだと感じました。これからもRally for Earthを通じて、子どもたちとともに考え、行動につながる機会をつくっていきたいと思います。
©日本バドミントン協会
本活動は、日本財団(THE NIPPON FOUNDATION)のサポートのもと、実施しております。