公益財団法人日本バドミントン協会

観戦記 11月29日

2019年度 第73回 全日本総合選手権大会

  

11月29日(金)準々決勝

男子ダブルス準々決勝

レシーブに確かな手応え、嬉しい初のベスト4入り

2
  • 21-8
  • 21-16
0

秋田マスターズでは準優勝とナショナルB代表として結果が出てきている古賀/齋藤とA代表として活躍している井上/金子が顔を合わせた。5月のランキングサーキット決勝では、井上/金子に負けており、古賀/齋藤はリベンジに燃えている。

  第1ゲームは、リズムよく高い位置でシャトルをとらえる古賀が巧みなゲームメイクで流れをがっちりと握る。金子は長身からの角度あるスマッシュ、井上は豊富な運動量を武器に反撃を試みるが、勢いに乗った古賀/齋藤が積極的に前にリターンして攻撃のチャンスを作って連続ポイントを重ねていく。最後は5連続ポイントで21-8と古賀/齋藤が危なげない展開で奪う。

 第2ゲームは、井上/金子は簡単には上げないようにして、これまでほとんど後衛からスマッシュを打つ機会がなかった金子を起点に、攻めたてる古賀/齋藤に喰らいてお互いに点を取り合う展開になる。試合が動いたのは12-11と古賀/齋藤が1点差に詰め寄られた場面。井上/金子の連続攻撃に対して、「レシーブがしっかりできるようになってきた。甘くなったしまった時も相手のいないところにリターンができ、コンパクトなレシーブができるようになった。」と齋藤が振り返ったように、粘り強くリターンしては、前衛でプッシュを決めるなど6連続ポイントで18-11と抜け出す。最後は金子のスマッシュがサイドアウトになり、21-16で古賀/齋藤が念願のベスト4進出を果たした。

試合後、古賀は、「これまではベスト8が最高だったので、ベスト4に入りたいと思っていた。ここからは挑戦、自分たちの力を出し切りたい。」と語れば、齋藤は「全力でやるだけ、結果はついてくるはず。」と意気込みを語った。 一方の井上は「このような場所でいいプレーができなかったのが残念。」と悔しさをにじませた。

女子ダブルス準々決勝

最後まで攻め続けた志田/松山が85分の熱戦を制す!

2
  • 16-21
  • 21-19
  • 21-18
1

昨年3位の櫻本/髙畑に同ベスト8の志田/松山が対戦した。ともにナショナルB代表として世界を転戦しており、お互いに負けられない意地のぶつかり合いとなった。スピードと強打の志田/松山、安定したレシーブと正確なシャトルコントロールの櫻本/髙畑で長いラリーの応酬となるタフな展開となった。

 第1ゲーム前半はお互いに点数を取り合い、12-12。そこから志田/松山は櫻本/髙畑の固いレシーブを前に決め切れず、ミスや甘いリターンを決められてしまうなど6連続ポイントを献上し、主導権を奪われてしまう。反撃も及ばず、16-21で櫻本/髙畑に奪われてしまう。  第2ゲームに入っても、志田/松山は自分たちのプレーができず、苦しい展開となる。しかし、試合後、志田が「二人とも絶対に勝ちたいという気持ちが一致しており、最後まで攻め続ける意志を持って戦った。」と、一方の髙畑は「リードしているところで余裕が出て簡単に上げてしまった。」と振り返ったように、志田/松山の攻めの機会が増え盛り返していく。ついに19-18で逆転を果たし、最後は松山が緩急を利かせたドロップで決めて21-19とする。

 ファイナルゲームは、2ゲーム目の序盤と同じ展開となるが、松山の強烈なスマッシュや櫻本のネット前にミスなどの7連続ポイントで11-9と勢いを取り戻す。一時は逆転されるも、最後まで攻めの手を緩めなかった志田/松山が21-18で85分に渡る熱戦の終止符を打ち、ベスト4入りを果たした 試合後、松山は「明日は強い相手となるが、挑戦者として最後まで我慢し攻め続けたい。」と意気込みを語った。

男子シングルス準々決勝

高校生チャンピオンに西本がナショナルA代表の意地を見せる

2
  • 21-7
  • 19-21
  • 21-13
1
  • 奈良 岡功大(浪岡高校)

2016年覇者でナショナルA代表の西本が高校選抜、インターハイ優勝の奈良岡と対戦した。奈良岡は2014年に13歳で初出場して早5年、今年の10月のドバイインターナショナルチャレンジ優勝など成長が顕著に表れてきている。若手期待の星に対して西本がどう戦うか注目が集まった。

 1ゲーム目は、伸び伸びとプレーする西本に対して、奈良岡に緊張からか堅さが見える。西本はサイドラインギリギリのスマッシュを決めるなどして、21-7と簡単に奪う。  2ゲーム目は、自分からペースを上げたという奈良岡がいい動きを見せる。西本は奈良岡の丁寧なラリーと粘りのレシーブで我慢しきれず、連続ポイントを奪われ4-11とされる。奈良岡は素早い反応と読みで西本のスマッシュをクロスにリターンしてエースを奪うなど類まれなセンスを見せて会場を沸かせる場面もあった。一点差まで詰め寄るもなかなか決まらない西本は焦りからかスマッシュにサイドアウトが重なり逆転できない。最後は、西本はヘアピンを奈良岡にプッシュで決められ19-21とされる。 ファイナルゲームは、お互いに点数を取り合うも、「相手も疲れていたし、スピードを上げた。」という西本が飛びついてスマッシュなどが決まり始め、リードを広げていく。奈良岡は得意のネットショットでチャンスを作るもスピード、パワーで上回る西本がそれを許さない。最後は西本が3連続でスマッシュを決めて21-13として準決勝へと駒を進めた。

試合後、西本は「高校3年生とは思えないプレーヤーだった。レシーブ力、タイミングを外すロブショットなど世界で通用するものもあるので、体力をさらにつければ世界で通用する存在になると思う。」と奈良岡を評した。明日に向けて、「今日はタフなゲームであったが、この戦いを明日につなげていきたい。ランキング関係なく勝負。絶対に勝つ。」と意気込みを語った。

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