観戦記 12月24日
令和2年度 第74回 全日本総合バドミントン選手権大会
日程 | 種目 | 1コート | 2コート | 3コート | 4コート |
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12月22日(火) | 男子ダブルス・女子ダブルス1回戦 | 第1日目 1コート | 第1日目 2コート | 第1日目 3コート | 第1日目 4コート |
12月23日(水) | 男子・女子シングルス 混合ダブルス1回戦 | 第2日目 1コート | 第2日目 2コート | 第2日目 3コート | 第2日目 4コート |
12月24日(木) | 全種目2回戦 | 第3日目 1コート※ | 第3日目 2コート | 第3日目 3コート | 第3日目 4コート |
12月25日(金) | 全種目準々決勝 | 第4日目 1コート※ | 第4日目 2コート | 第4日目 3コート | - |
12月26日(土) | 全種目準決勝 | 第5日目 1コート※ | 第5日目 2コート | - | - |
12月27日(日) | 全種目決勝 | NHKBSで放送 | - | - | - |
12月24日(木)
しのぎを削る2回戦。
男子シングルス
下農走(トナミ運輸)が本日最長85分のファイナルゲームで奈良岡功大(IMG)を下した。
「ここ1年試合がなく、ずっとトレーニングを積んできた。この日のために準備して、
自分のダメなところを克服して、いいところを伸ばして。それが結果につながったのがよかった。」
試合後、笑顔で語った。
大学生が奮闘した。2019年インカレチャンピオンの田中湧士(日本大学)がベテランの坂井一将(金沢学院クラブ)と対戦。
テンポよくチャンス球に飛びついて決めていくのは見ていて気持ちいい。
坂井もベテランらしい巧みなゲームメイクで巻き返すも、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった田中が2-1でベスト8入りを果たした。
大学生のもう一人、嶺岸洸(法政大学)がナショナルBの五十嵐優(日本ユニシス)に対して金星を挙げた。
序盤は五十嵐のテンポよいアタックで試合を有利に進めていくが、粘りを身上とする嶺岸がじわりじわりと追い上げを見せる。
嶺岸は四隅へとショットを打ち分けてミスを誘い、最後は連続ポイントで21-19、21-18と接戦をものにした。
明日は田中と嶺岸の昨年インカレと同じ顔合わせとなる。
女子シングルス
昨年のファイナリスト大堀彩(トナミ運輸)が2回戦で姿を消した。
第1ゲーム序盤、堅さの見られる下田菜都美(広島ガス)は、大堀の素早いタッチに対応できず。12-18とされる。
しかし、勝ち急いだのか大堀にミスが出始めて、下田がリズムを取り戻す。
ラリーで作ってから強打で決める得意のパターンで逆転して下田が23-21とする。
第2ゲームに入っても大堀のスピードに苦しめられるも、我慢してリターンすることで大堀のミスを誘い、21-7で準々決勝への駒を進めた。
齋藤栞(ACT SAIKYO)がナショナルBの仁平菜月(トナミ運輸)を対戦した。
「このコロナ禍のおかげで、フットワークを直すことができました。長い試合をしても疲れにくくなりました。」
と最後までスピードが落ちなかった齋藤が下剋上を起こした。
(八代白百合学園高校3年)
男子ダブルス
ナショナルAの古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)に対して、山下恭平/山田尚輝が気迫あふれるプレーで挑んだ。
思い切って攻めた山下/山田が1ゲームを21-19で奪う。2ゲームは堅実なレシーブと冷静な試合運びで古賀/齋藤が奪い返す。
ファイナルゲームは1点を争う好ゲームとなるが、攻めの手をゆるめなかった古賀/齋藤が22-20で奪った。
また、金子祐樹/川本拓真(日本ユニシス)が金子真大/久保田友之祐(トナミ運輸)をファイナルで下して、ベスト8進出を果たした。
小野寺雅之(早稲田大学)
(NTT東日本)
(日本体育大学)
(NTT東日本)
(ジェイテクト)
(日本ユニシス)
(日本ユニシス)
(トナミ運輸)
女子ダブルス
安定した戦いで各シードが勝ち上がりを見せた。
アキレス腱断裂からの復帰を果たした米元小春は田中志穂(ともに北都銀行)とのペアで横山恵里香/矢﨑月子をファイナルゲームで下した。
また、9月から組み始めた與猶くるみ/曽根夏姫(ヨネックス)も加藤美幸/柏原みき(ACT SAIKYO)をファイナルでベスト8入りを果たした。
(北都銀行)
(早稲田大学)
(ACT SAIKYO)
(ヨネックス)
(ヨネックス)
高橋美優(青森山田高校3年)
(ヨネックス)
(日本ユニシス)
(日本ユニシス)
(ACT SAIKYO)
ミックスダブルス
ショナルB代表の浦井唯行(丸杉)/宮浦玲奈(ヨネックス)と小野寺雅之/吾妻咲弥(早稲田大学)が顔を合わせた。
1ゲーム目は接戦でお互いに点を取り合い、小野寺/吾妻が27-25で奪う。
今大会に向けて、ミックスダブルスの練習がほとんどできなかったという小野寺/吾妻に対して、
2ゲームから安定したゲームを展開した浦井/宮浦がファイナルゲームで駒を進めた。
また、金子祐樹/松友美佐紀(日本ユニシス)はナショナルBの緑川大輝(早稲田大学)/齋藤夏(ACT SAIKYO)と対戦した。
1ゲームは緑川の巧みなシャトル捌きと思いっきりのいい齋藤の前衛に苦戦し奪われるものの、
2ゲーム目、ファイナルゲームは修正してベスト8入りを決めた。
(日本ユニシス)
(日本ユニシス)
志田千陽(再春館製薬所)
篠谷菜留(NTT東日本)
宮浦玲奈(ヨネックス)
(早稲田大学)
(日本ユニシス)
齋藤夏(ACT SAIKYO)