公益財団法人日本バドミントン協会

観戦記

平成30年度 第72回 全日本総合選手権大会

12月1日(土)準決勝

男子シングルス準決勝

躍動する西本、上田のスピードとスマッシュを封じて3年連続の決勝戦進出を掴む

2
  • 19-21
  • 21-14
  • 21-6
1

今大会注目の男子シングルス、決勝進出をかけて、昨日格上を破ったベテラン上田が、今年のアジア大会で3位に輝くなど世界ランキングトップ10入りを果たした西本と対峙した。

両者とも序盤からスピードを上げ、ハイレベルなラリーの応酬となる。西本は高身長を活かして積極的に角度のある強打を上田のコートに沈める。上田は俊敏なフットワークを活かし、ネット前の高い打点から西本を前後左右に揺さぶる。7-7から西本は甘い球を見逃さずに打ち込み、上田のエラーも併せてこのゲーム初めて2点以上のリードをする。後半、低い展開を織り交ぜ、西本に追いついた上田は、ライン際への強打で得点を重ね一気に逆転。その後西本も、フォア奥からのクロススマッシュで上田からエースを奪うなど巻き返しを試みるが、上田が更にスピードを上げ、多彩な配球で西本を翻弄。上田が21-19と奪取する。

第2ゲーム、西本がラリーの主導権を握り、ドリブンクリアーと角度のある強打で上田を苦しめる。前半で連続得点を許してしまい、後半巻き返したい上田はインターバル後、積極的に仕掛けるが、要所でのエラーや、西本の好プレーを前になかなか点差を縮めることができない。結局前半の連続ポイントの影響が大きかった。西本が21-14としてファイナルゲームにもつれ込む。

ファイナルゲーム、西本は多彩なショットで上田から得点を積み重ねていく。強打にも冷静に対処し、第2ゲーム同様上田を寄せ付けない。11-5で折り返し、後半も攻撃の手を緩めない西本は、上田のコートに次々と強打を叩き込んでいく。最後は上田がネット際の球を上手く押し込んだが主審がフォルトの判定。きわどい判定だったが結局覆らず、21-6とファイナルゲームは西本の圧勝に終わった。

試合後西本は、「1ゲーム目は相手の質の高いプレーにやられてしまったが、第2ゲーム以降は自分のフィジカルを出して圧倒できた。」と振り返った。明日の決勝に向けては、「少しでも良いプレーをして会場を盛り上げたい。同学年の桃田にライバルと呼んでもらえるよう、気を引き締めて臨みたい。」と語った。

女子シングルス準決勝
2
  • 21-11
  • 21-14
0
  • 漆﨑 真子 (山陰合同銀行)

昨年、一昨年と2年連続で途中棄権と、度重なる故障により、国内のファンの前でプレーを見せられる大事な大会と位置付けている全日本総合を2年連続で棒に振った奥原希望。そんな彼女が今年は元気な姿で試合に臨んでいる。4強入りした中では唯一3試合ストレートで勝ち上がってきた奥原が準決勝で漆崎真子と対戦した。漆崎は連日の代表選手撃破で勢いに乗る叩き上げの星ともいえる選手である。

第1ゲーム、「初対戦の相手なので出だしはショットやラリーの様子を見た。」という奥原は大きな展開でゲームメイクする。挑戦者である漆崎は力強いクリアと鋭いスライスショットでチャンスを伺って、スマッシュを打ち込んでいく。前半は11-9と僅かリードの奥原であったが「途中から自分のラリーが出せた」と言うとおり、後半に入ると相手を揺さぶるリターンで大きく走らせ、チャンスを作っては球を沈めてリードを広げていく。終盤には多彩なショットの打ち分けで相手の脚を止めた奥原が5連続得点を奪い、21-11と先取する。

第2ゲーム、奥原は素早い詰めを見せてネットプレーで優位に立ち、7-2と先行する。しかしフィジカルに強みのある漆崎もラリーの我慢から足を動かし、スペースを的確に突いたスマッシュと早いタッチのネットプレーで追い上げ、11-12と迫る。それでも要所でリアコートへの押し込みを徹底し、相手を下げさせては奥原がスピードに乗ってラリーを掌握。終盤はネット前を完璧に制し、終わってみれば21-14と完勝で決勝戦行きを決めた。

明日の決勝戦は山口茜との対戦であり、日本のバドミントンファンが待ち望んだ、日本一をかけた2大エース対決が実現する。

決勝戦に向けては「山口選手も自分も、今日までと違うプレーをすると思う。山口選手との試合は相手のオリジナルなプレーがあるので楽しいし、楽しみ。試合の流れによってプレーが変化し、ラリー中、ラリーごとに駆け引きが行われているのを皆さんに見てもらいたい。気持ちを全面に出して戦います。」と話しており、この舞台で実現するライバル対決に大きな期待感と勝利への意欲を燃やしていた。

貫禄のゲームコントロール。山口が3年連続決勝の舞台へ。

2
  • 21-8
  • 21-16
0

大会連覇の期待を受けての戦いが続く山口茜が、今年破竹の勢いで日本人3番手の世界ランクに躍り出た髙橋沙也加と対戦した。

第1ゲーム、序盤から山口が自在にゲームを支配する。緩急自在にラリースピードをコントロールし、ドリブンクリアで深くリアコートに押し込み、髙橋に攻撃の隙を与えない。髙橋は厳しいヘアピンから好機を作り出そうとするが、そのショットがネットを越えていかず、山口が9連続得点を奪うなど14-2と大量リードを奪う。徐々に足が動いてきた髙橋が低いラリーから強引にスマッシュを決めるなどして得点するが、山口のストレートスマッシュがライン上に決まり、このゲームは21-8で山口が先取する。

第2ゲームに入ると、山口はスマッシュを多く交えてより厳しく攻め立てる。速いテンポでラリーをつないではコースにスマッシュを沈め、9-4とリードを奪う。この優勢を保ったまま後半へと突入していく。後半戦に入ると両者ともにスピードが上がる。髙橋もカット、スマッシュを巧みに打ち分けてはフロントコートに素早く入り、高いポジションでシャトルをさばいてノータッチを取る本来のアタックで盛り返し、11-13と迫る。それでも「相手が無理に打つ球はレシーブできると思い、しっかり打たせないイメージで余裕をもって対応できた。」という山口のディフェンスが上回り、その反撃を抑え込む。結果、最後まで厳しく配球した山口の術中にはまった髙橋は、コートの枠をとらえきれずに、最後はロブショットをアウトにしてしまう。21-16とした山口が、その強さの神髄を発揮した格好で決勝戦進出を決めた。

男子ダブルス準決勝

高く、厚く。世界水準の遠藤/渡辺が大きな壁となり、勢いの岡村/小野寺を退ける。

2
  • 21-5
  • 21-11
0

相次ぐ接戦をものにして初のベスト4入りを果たした岡村/小野寺は決勝進出をかけ、前回王者であり、今年のワールドツアーファイナル出場を決めている遠藤/渡辺に挑んだ。この大会に向けて同じチームで練習しているため手の内を知った中でどのような戦いになるのか注目が集まった。

第1ゲーム、岡村/小野寺が格上相手に積極的に攻撃し先制する。しかし昨年王者の遠藤/渡辺の壁はそんな低いものではなかった。世界を舞台に磨き上げられた技術と昨年より更にレベルアップしたコンビネーションでラリーを圧倒、遠藤/渡辺が前半6点差をつける。後半はラリーを展開する上でのビルディングショットの質の差が如実に表れ、精度高く相手を追い込んでいく遠藤/渡辺は相手に得点を許すことなく11連続得点で21-5。会場を沸かせた。

続く第2ゲームも一方的な展開となる。序盤こそ岡村/小野寺も得点のチャンスがあり、一時はリードもしていたが、連続得点で逆転されるとそのまま遠藤/渡辺が流れに乗り一気に突き放す。後半も岡村/小野寺が守りに入る場面が多く、実力と経験の差が顕著に表れた試合だった。21-11と全く危なげない試合運びを見せた遠藤/渡辺が大会連覇に王手となる決勝戦進出を決めた。

「この大会は余裕がないが、明日の相手はリスペクトしているので戦うのが楽しみ。(遠藤)できることとできないことがあると思うが、最善を尽くして戦いたい。(渡辺)」と、明日は謙虚な気持ちで頂上決戦を戦う。

先輩vs後輩のトナミ同僚対決、一進一退のゲームを制したのは!?

2
  • 21-13
  • 19-21
  • 22-20
1

昨年は同年代の井上金子との準決勝を制し準優勝に輝いた保木/小林、今年は各上で同じチームの先輩ペアである園田/嘉村と決勝進出をかけて熱い火花を散らした。

第1ゲーム、お互いに手の内を知っていることもあり、序盤から激しいラリーが繰り広げられる。園田/嘉村が十八番の低空戦に持ち込む展開が多く、保木/小林は何とか応戦するも、その結果が点差に顕著に表れた。11-4で折り返し、保木/小林は積極的に前に詰めて巻き返しを図るが、世界トップレベルのスピードには届かない。結局後半も園田/嘉村が流れを渡すことなく、21-13で先取する。

続く第2ゲーム、出だしから嘉村がスピードを上げて積極的に前に詰め、プレッシャーをかける。しかし保木/小林が5-3から攻めて得点すると、嘉村のミスなどもあり5連続得点で園田/嘉村を引き離し11-6。後半、園田/嘉村が再度スピードを上げた低空戦を徹底し、徐々に保木小林と点差を縮めていく。一方の保木/小林も「自分たちペースの大きなラリーで、落とすところはきちんと落としていったことがうまくいった。(保木)」と、攻撃のチャンスを逃さず点数につなげ、20-17で先にゲームポイントを取る。ここから園田/嘉村が何とか粘り19-20とあと一点で追いつくところまで迫るが、最後は保木/小林がサービス周りで得点、勝負をファイナルゲームまで持ち込んだ。

ファイナルゲームは両者一歩も譲らない。園田/嘉村が低空戦に持ち込むが保木/小林も負けずに対応していく。園田/嘉村が中盤、連続得点で一時点数ではリードするが、保木/小林もラリーに持ち込み少しずつ得点を重ね何とか離されないように着いていく。終盤19-18から強打で園田/嘉村がマッチポイントを取る。保木/小林は我慢強いプレーで1度はマッチポイントを防いだものの、最後は園田/嘉村の得意な低空戦から攻めさせてしまい、あと一歩のところで決勝進出を逃した。

大接戦となった準決勝を制した園田/嘉村は「相手のアタックがいいのはわかっていたが、苦しい戦いだった。最後まで自分のプレーができて勝ててよかった。」と安堵の表情を見せた一方、決勝戦に向けては「相手となる遠藤/渡辺には昨年負けているので頑張って勝ちたい。」と嘉村が語れば、園田は「勝ってタイトルを取り戻したい。」と語気を強めた。

日本チャンピオン奪還に向けて並々ならぬ思いで明日、決勝戦を戦う。

女子ダブルス準決勝

全日本総合準決勝で世界選手権決勝戦の再戦。福島/廣田がリベンジを果たす。

2
  • 21-18
  • 17-21
  • 21-13
1

今年の世界選手権優勝の永原和可那/松本麻佑(世界ランキング3位)と、準優勝の福島由紀/廣田彩花(世界ランキング1位)が準決勝で激突した。

第1ゲーム、互いに持ち味を発揮した接戦で進んでいく。永原/松本は永原が根気強くスマッシュを打ち、松本が前で叩きこむ。対して福島/廣田は強力なドライブリターンを駆使して相手の裏を突き、崩して連続攻撃を仕掛ける。互いに撃ち合いながら鉄壁のレシーブで攻守が入れ替わる、競った展開が続く。終盤チャージをかけたのは福島/廣田。15-16の場面からコースよく打ち込んで攻め切り、5連続得点で一気にゲームポイントとすると、最後は執拗なロブで福島がスマッシュを打たされ続ける苦しいラリーを、ネット前に転換したとことで廣田が制して21-18。厳しいゲームをものにする。

第2ゲームに入ると、永原/松本の角度あるアタックがその威力を発揮する。永原の執念の打ち込みで相手のレシーブが浅くなったところを、松本がしっかりと角度をつけて沈める場面が増え、11-8とリードを奪う。後半になると松本のスマッシュがキレを増し、クロス、相手のボディに次々に決めていき、攻撃姿勢を緩めることなく21-17としてファイナル勝負に持ち込んだ。

迎えたファイナルゲーム、第2ゲームの攻勢が響いたのか松本/永原の足運びが鈍い。その隙を福島/廣田は見逃さず、前後に揺さぶりをかけて相手をコート後方に押し下げ、スマッシュを連打し決めていく。8連続得点で11-3と早々に大勢を決する。チェンジエンズ後、互いにロングサービスから即スマッシュレシーブの展開をつくり、短いラリーが多くなる。その中でも、よりコースに変化をつけて対応できた福島/廣田が多く攻め切る格好で21-12。福島/廣田が73分の打ち合いを制するとともに、世界選手権の借りを返して決勝進出を決めた。

試合後、勝因について廣田は「ここのところずっと負けていた相手なので、挑戦者の気持ちで試合ができた。ファイナルゲームはレシーブからもしっかり攻められた。」と話し、福島も「今日は自分たちのプレーを見てほしいという思いで思い切ってやれたしいいプレーも出た。前衛につかまらないよう球出しを考えてできた。」と語った。

一方、この敗退で悔しい3位となった永原/松本は「勝ちを意識しすぎるなど、気持ちの持っていき方がよくなかった。相手のペースになったときにラリーの変化をつけられなかった。(松本)」「1ゲーム目からラリーが長く、それに付き合いすぎてしまった。体力が失われていくプレーばかりで、最後には足が止まってしまったので。早めに攻撃していくこともするべきだった。」と反省を語った。

今回は福島/廣田に軍配が上がったが、互いにまだ更なる飛躍の余地を残しており、今後も数々の名勝負を繰り広げていくに違いない。

冷静なレシーブから怒涛のアタック、強いタカマツペアのプレーで成長株を撃破

2
  • 21-17
  • 21-11
0

昨日の準決勝で格上A代表の米元/田中組を破った、勢いある若手ペアの櫻本/髙畑が初めて準決勝に登場し、第1シードの髙橋/松友に挑んだ。

挑戦者の櫻本/髙畑はゲーム開始から速いテンポで積極的な攻撃を仕掛けていく。櫻本のスマッシュを起点に髙畑がドライブで詰めてプレッシャーをかける。一方の髙橋/松友は得意のディフェンスから冷静にラリーを組み立ててチャンスを伺っては髙橋のスマッシュ連打、松友のプッシュにつなげる。互いに点を取り合う展開でゲームが進んでいき、中盤以降、長いラリーで攻守に粘りを見せた櫻本/髙畑が17-14とリードを奪う。しかしここで髙畑がネット前のショートリターンを再度アウトにしてしまうと、髙橋/松友は一気に畳みかける。髙橋のスマッシュは威力を増して相手コートを襲い、松友は前へ横へ、はたまたしゃがみながらでも絶妙な好打を連発。怒涛の7連続ポイントで21-17とし髙橋/松友がゲームを先取した。

第2ゲーム、1つ1つのラリーを見れば櫻本/髙畑も遜色ない好プレーが多く、鋭く速いアタックを多く仕掛けているものの、要所での強さで髙橋/松友の方が1枚上手であった。追い込まれてもとっさに相手のバック奥へシャトルを押し返せる強さを見せた髙橋/松友が相手に決めさせず、自分たちの攻撃に持ち込んで点を奪い11-5とリードして折り返す。櫻本/髙畑は、髙橋がドロップを打つに度に櫻本がいち早く反応し、素早い詰めでネット前から切り返すなど見せ場を作ったが、背中を捉えるには至らない。髙橋/松友は後半、ロングサービスを多用するなどし、リズムや目線を変えて相手を崩す。そこから髙橋だけでなく松友もスマッシュを沈めて次々に得点を奪取する。この勢いのまま最後まで有効打を多く放った髙橋/松友が21-11とし、櫻本/髙畑の挑戦を退けた。

強さ光った髙橋/松友は試合後、「今年全日本実業団では負けていたので、その時の反省を生かして戦えた。2点くらいリードされても、自分たちのミスが原因だったりするので、焦ることなく修正してプレーができていた。(髙橋)」と試合を振り返った。

また、2年連続福島/廣田との対戦となる決勝戦について意気込みを聞かれると、松友が「自分たちのプレーができるように頑張りたい。」と平静の回答をすれば、髙橋は「昨年のリベンジはしたいと思うが、ワールドツアーファイナルに備えてのプレーの確認をしたい。」と語っており、一定の自信と先を見据えた心持を覗かせた。

混合ダブルス準決勝

エースダブルスの本領発揮、渡辺/東野が最高のパフォーマンスで昨年決勝戦と同じカードを制す。

2
  • 21-11
  • 21-10
0

今日の準決勝でトリを務めたのは、今年の全英オープンで日本人初の優勝を果たし、現在世界ランキング3位と勢いに乗る渡辺/東野と、組んで試合に出る機会は殆どないものの、全日本社会人優勝で昨年のファイナリストとなった小林/志田であった。

第1ゲーム、出だしから渡辺/東野が4-1と点差を広げるが、その後ミスが重なり11-8と点差は変わらないままインターバルへ。後半、小林/志田は、強打を得意とする小林が積極的に後ろに下がり攻撃パターンに持ち込む。しかし渡辺/東野が落ち着いたプレーで簡単には得点を許さず、逆に着々と点差を広げていく。結局インターバル後には3点しか与えず、21-11と大差でこのゲームをものにする。

続く第2ゲームも渡辺/東野が安定したプレーで小林志田を全く寄せ付けない。小林/志田がミスに悩まされる一方、渡辺/東野は序盤で5連続得点を奪うと、前に出ていく積極的な東野のプレーと抜群のコンビネーションで、ラリーでも点数でも圧倒する。マッチポイントから後には少し集中が緩む場面をみせるも、最終的には21-10と危なげなく決勝進出を決めた。

渡辺/東野は明日の決勝に向けて「まだまだ挑戦者なので、挑戦する気持ちを忘れずに泥臭くプレーしたい。(渡辺) 決勝の相手は海外の大会で2勝している相手だが、気を抜かず、自分たちのプレーをしたい。(東野)」と、二連覇を視野に入れた強い気持ちを語った。

勢いあるA代表ペア保木/永原が試合運びのうまさを見せて善勝、決勝戦に駆け上がる

2
  • 21-17
  • 21-16
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この種目で唯一のオリンピアンとして、引き続き混合ダブルスでの活躍が期待される栗原は、今年結成した権藤とのペアリングで準決勝まで駒を進めてきた。対するは保木/永原、組み始めて早々にランキングサーキットで優勝し、A代表同士ということもあり秋口からはワールドツアーにも出場、既に2大会でベスト8入りするなど頭角を現しているペアである。

第1ゲーム、開始早々に突っ走ったのは保木/永原。保木の出足の良いシャトルアプローチからなる速い球回しと、低空でもプレスできる永原の球際の強さで次々に相手のミスを誘い、一気に得点を重ねて18-11と大勢を決する。権藤/栗原は、足が動いてきた権藤がここから持ち前の強力なスマッシュを次々に沈めて反撃するも及ばず。21-17で保木/永原が奪取。

第2ゲームは栗原の必死のナイスリターン連発もあり接戦での立ち上がりとなるが、5-5の場面から権藤のエラーが絡み、保木/永原が5連続得点で抜け出す。スマッシュだけでなく、ドリブンクリアや逆サイドへの切り返しリターンに巧さを見せ、効果的に相手を崩した保木/永原がそのまま優位に試合を進める。最後は逆を突かれた権藤/栗原、栗原がバックリアに走って取りに行くも、シャトルを返すことはできず。21-17とした保木/永原が安定したプレーで決勝戦行きの切符を掴んだ。

結成から日は浅い中で見事な勝ち上がりを見せた保木/永原。保木は「永原がしっかり前でプレッシャーをかけてくれて、相手が上げてくれる展開を作れたのがよかった。」と試合の勝因を語り、永原は「二人ともそれぞれのダブルスは負けてしまったので、この残った混合ダブルスでしっかり集中して、自分たちの力を出し切りたい。」と最終日に向けての覚悟を話してくれた。


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